MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

DISC REVIEW

Enslaved

SOULFLY

『Enslaved』

Release Date : 2012-03-07
Label : ワーナーミュージック・ジャパン

ワールドワイドで成功を収めたブラジル発のスラッシュ・メタル・バンド、SEPULTURAで活躍していた......などという説明はもはや不要、Max Cavalera率いるSOULFLYによる通算8枚目のフル・アルバム『Enslaved』が登場だ。2004年以降不動のラインナップで活動してきたSOULFLYであったが、今作にてリズム隊を一新し、新たに元STATIC-XのTony Campos (Ba)とBORKNAGARのDavid Kinkade(Dr)を迎えている。プロデューサーにはハードコア・シーン切っての名手Zeussを迎え、万全の体制で作られた作品である。過去の一部の作品ではダークでエクストリームなサウンドにこだわりすぎたがため、逆に失速してしまった印象の作品もあったが、今作ではヘヴィ・ロック、デスメタル、ブラック・メタルなどあらゆるエクストリーム・サウンドをSOULFLYというフィルタを通して、自身の音にすることに成功している。また初期~中期作品ほどではないにしろ絶妙なタイミングで入ってくるトライバル・テイストも健在!!SUMMER SONIC09にてCAVALERA CONSPIRACYとしての来日はあったものの、SOULFLYとしてはご無沙汰になってしまっているので、今年こそぜひSOULFLYで来日して欲しい。 ムラオカ