DISC REVIEW
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プロデューサーに傑作3rdアルバム『Louder Now』を手掛けたEric Valentineを今一度起用し、バンド名を冠した5thアルバムが登場。また2010年にMatthew Fazzi(Gt&Vo&Key), Matt Rubano(Ba)が相次ぎ脱退、そして2003年に脱退したJohn Nolan(Gt&Vo&Key)とShaun Cooper(Ba)がまさかの復帰を果たしての作品ということもあり、メンバー自身相当気合を入れて制作したことは想像に難くない。しかし、EMO度メーターが振り切れていた『Louder Now』今再びを期待していたが、音楽性は前作『New Again』に続くもので、エモーショナルではあるものの枯れたアメリカン・オルタナティヴ・ロック・テイストが強くなっているのは個人的には残念だ。ただし、あくまでも個人的趣向であって楽曲や演奏力に問題があるわけではないので悪しからず。 ムラオカ