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INTERVIEW

TAKING BACK SUNDAY

2009.05.18UPDATE

TAKING BACK SUNDAY

Member:Matt Rubano(Ba&Vo)

Interviewer:MAY-E

-新しいギタリストの候補はたくさんいたでしょうけど、その中でもMatt Fazzi(Gt&Vo)をバンドに迎えた理由はなんでしょうか。また、Matt Fazzi(Gt&Vo)はTBSに新たな何かをもたらしてくれましたか?

Matt Fazziに決めるのはバンドにとってとても容易な決断だったんだ。確かに彼は僕らがトライアウトしたギタリストの中でも抜群の腕前の持ち主だったけど、何より彼の素晴らしい人柄が彼以外にはいないと僕達に思わせた。 彼は大胆不敵な創作意欲の持ち主で、彼と一緒に曲を書いてバンドとして何か新しいことに挑戦することを楽しいことであるのみならず、満足いくものであると感じさせる態度のようなものを持っているんだ。
実はMattのオーディションの最初の頃に、ある程度構成は出来上がっているけどブリッジの部分がどうもうまく作れずにいた曲があったんだ。 そこでMattが提案してくれたパートがその曲にはまったことに加え、そのパートがアルバムを形作ったといっても過言じゃなかったんだ これは彼がいかに貢献しているかという例なのだけど、これで分かるとおり彼とのケミストリーが存在することは即座にわかったんだよ。

-新体制となってからのバンド内の雰囲気はいかがですか。

みんな音楽の次にバンド内のヴァイヴの素晴らしさに喜んでいるんじゃないかな。前に比べてみんな互いにフレンドリーだし、お互いに愛情を持って接しているよ。お互いにお互いがあっての自分だということを理解するようになったし、音楽的な面でもそれによって素晴らしいものとなったんだ。 いつもみんなで笑っているし、それって俺達のように多くの時間を共に過ごし一緒に作業することが多いと本当に大切なことだと思うんだ。 俺、Matt RubanoとMatt Fazziをどう区別しているのかというと、Matt Fazziはファズって呼ばれていて、俺はルバーノかバノってよばれてるよ。みんな色々なニックネームを持ってるけど、混乱することは殆どないね。

-TBSのアルバムはどれも私のフェイバレット・アルバムですが、『New Again』もとても気に入りました。アルバムを完成させて、あなた方の今のお気持ちは?

この作品は自分達史上最も重要な作品だと感じているよ。俺達にとって色々なことを表現するものだからね。バンドとして、そしてソングライターとしての成長を象徴しているし、将来的にバンドが向かおうとしている方向性も表している。自分達がやりたいことは何でもできるような気がするし、俺達が一緒に音楽を作っていくことによってTAKING BACK SUNDAYのサウンドの定義というものを常に新しいもので塗り替えていくことになるだろうという感覚に溢れているよ。

-『New Again』というタイトルに込められた意味は?

『New Again』は俺達にとってとても象徴的なものなんだ。バンドとして、そして人として、物事について新しい物事の見方や見解を見いだすということを表現している。それに俺自身は今世界にある問題を新しい見方でみることによってよりよくしていこうという呼びかけであるとも考えているよ。

-『New Again』収録曲は、全て『Louder Now』以降に書かれたものですか?

『New Again』の曲は全て『Louder Now』のだいぶ後に書かれたものなんだ。Matt Fazziが入る前から存在していた楽曲の始まりとかもあるけれど、一緒に曲を書き始めてから色々なものがまとまって形になっていったんだよ。

-『New Again』は、デビュー・アルバム『Tell All Your Friends』に近いエネルギーを感じました。ソングライティングのプロセスやレコーディングの手法は、実際どのアルバムに近いですか?

今のところ俺たちの2枚目のアルバムというのは、違うプロデューサーとの仕事やその時々のバンドのメンバーのラインアップによるところもあって、全く同じ方法でレコーディングされたんだ。『Tell All Your Friends』と同じようなエネルギーを求めてはいたけれど、バンドが成長し進化するに従って曲作りについてより多くを学んで、アルバムのサウンド面でどのようなものを求めるかということについてもより具体的なビジョンを持つようになったんだ。 このアルバムで俺たちが最も関心を持って臨んだのは可能な限り最高の楽曲を作ることと音楽的に新しいことを試すことだった。俺たちはみなミュージシャンとして成長し、以前は不可能だったと思われる新しい感じ、3パートによるハーモニーやユニークなアレンジメントに挑戦したんだ。

-特にこだわったポイントがあれば教えて下さい。

基本的に、俺たちは自分達がこれで完璧だと確信できるまで絶対作業をやめないんだ。 曲を書いていたりレコーディングしたりしているといっぱいいっぱいになることもあるけど、『New Again』の根底にあるエネルギーは限りないものだった。時間がちょっとかかることがあるけど、それによってその価値がある成果が得られると思うんだ。