DISC REVIEW
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CKYのヴォーカル＆ギター、Deron Millerと、DIVINE HERESYのドラマー、Tim Yeungが中心となって結成した新バンドが遂にそのベールを脱いだ！90年代～00年代のラウド・ミュージック・シーンを全速力で駆け抜けた両者がWORLD UNDER BLOODでタッグを組むことで辿り着いたのは、さらなるアグレッションと確かなメロディ・センス。Timは重厚かつ尋常ならざるスピード感でドラミングを叩き出し、その上で轟音バンド・アンサンブルと、怒号にも似たヴォーカル・ワークが唸りを上げる。それでいて、激音の中にインサートする叙情的なメロディは、アルバム全体の中で実に印象的な光を放っている。激しさは一級品でありながら抑制も効かせて展開するテクニカル・デス・メタル・スタイルは、お見事の一言！ 道明 利友
