DISC REVIEW
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まさかのVICTORY RECORDS移籍第一弾アルバム。アルバムを出す毎にヘヴィさより雰囲気重視なサウンド変遷を少しずつ経ている彼らだが、ここに来て大きな変化を見せてきた。1st アルバム『Gift』、2ndアルバム『Welcome』の頃のアグレッシヴさ、グルーヴを取り戻したどころか、初期作品以上の迫力を感じることができる。激しくも美しい、エモ・バンド的手法ではなく、ラウドロックの中でそれを表現しているのはなかなか稀有な存在かも。30 SECONDS TO MARSの名盤『A Beautiful Lie』が好きな人にもオススメ。彼らの才能が全くもって枯渇していないことを証明する傑作だ。 ムラオカ