DISC REVIEW
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前作が日本でも大ヒットしたEVERYDAY SUNDAYによる1年半ぶりのニュー・アルバム。 前作はキラキラと輝くキャッチーさとジャンプしたくなる生きの良さが売りであったが、今作ではその要素も残しつつも、JIMMY EAT WORLDやTHE ALL AMERICAN REJECTSなどを比較対照に出したくなる本格的なエモーショナルなロック・アルバムに仕上がっている。ミドル・テンポの曲が多い分、スピードや勢いに頼っておらず、ヴォーカル・メロディや曲構成を大事に大事に作っているんだろうな、ということが手に取るように分かる良心的作品に仕上がっている。アルバム・コンセプトはタイトルにもある「俺たちの人生で最高の夜」とのこと。今作の雰囲気にぴったりなのではないだろうか。 ムラオカ