DISC REVIEW
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数いるライバル達を押しのけ、早くもメジャー契約を勝ち取ったクリスチャン・バンド、PHILMONTのデビュー・アルバム。アコギとピアノを用いたバラード曲も、疾走するナンバーも、どれをとってもキラキラと煌めいているフレッシュなエレクトロ×パンク・アルバムだ。胸を打つ極上のメロディを歌い上げるヴォーカルがシーン界隈のバンドの中でも特に安定感があって、時にスクリームすれすれに歌い上げるなど表情も豊かで良い。的確に、そして効果的にシンセサイザーを織り交ぜていて、持ち前の甘酸っぱさをさらに加速させることに成功している極上のメロディック・パンク・サウンド。FOREVER THE SICKEST KIDSよりパンク度はやや高め。MAY-E