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DISC REVIEW

ObZen

MESHUGGAH

『ObZen』

Release Date : 2008-02-27
Label : マーキー・インコーポレイティド

CD : ¥2,828 → ¥1,000
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これまでに6枚のアルバムをリリースしているので名前を耳にしたことはあるが、実際に彼らの音楽を聴いたことがないといった人は非常に多いのではないだろうか。日本ではそのレベルの認識ではあるが、海外ではオズフェス出演やSLAYERと一緒にアメリカツアーを行ったりと凄まじい支持を得ているという内外格差の大きなバンドだ。 そんな彼らの7枚目のアルバム「ObZen」がリリースされたが今作でもMESHUGGAH独特の脳が痺れるほどの複雑な変拍子と超重低音は衰えることを知らない。この世界観は決して万人に受け入れられるものではないが、繰り返される変則的なリズムと奇妙な8弦ギターリフの反復は聴けば聴くほどにずぶずぶと彼らの世界に引きずり込まれていく中毒性が異常に秀でているバンドである。約47分間の1曲を13のチャプターに分けた前衛的な前作「Catch Thirty Three」に比較すると今作は人力ドラムなどバンド的なサウンドに戻っているため比較的聴きやすいアルバムだ。(ムラオカ)