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DISC REVIEW

Start A War

STATIC-X

『Start A War』

Release Date : 2005-06-22
Label : ワーナーミュージック・ジャパン

初期メンバーで初来日公演でもプレイしていたコーイチ.フクダが復帰して作られた1年半ぶりの4thアルバム。サウンド的には前作のサウンドを踏襲しており、完成された「STATIC-Xサウンド」と言っても差し支えない彼らならではのデジタルヘヴィーミュージックサウンドが全編を支配している。初期と比較すると過度のデジタル感を感じさせるプログラミングは押えられているが、ここぞというポイントでは効果的に使われているので物足りなさは感じさせない。デジタル色が強い代表的バンドにはMARYLYN MANSONやROBZOMBIEがいるが彼らに比べるとSTATIC-Xにはハイスピードでアッパーな曲が多く、爆音で聴いていると無心になって踊り狂いたくなってくる。ミッドテンポの曲もギターのリフやプログラミングの反復が多用されており、ハイテンポの曲同様、自然に体が動き出してくる。MARYLYN MANSONのゴス的退廃感やROB ZOMBIEのホラー趣味のような付加要素は無い代わりに聴き手にどれだけ気持ちよく躍らせることができるかという機能性を重視したサウンドに徹底している。クラブにマッチしやすい彼らのサウンドは、激ロックのどの都市でも常にヘヴィーローテーションである。(ムラオカ /SCREAM REAL LOUD / NEW BREED / EDGE-CRUSHER)