INTERVIEW
STATIC-X
2004.07.06UPDATE
Member:WAYNE(Vocal)
Interviewer:SAWADA
-まず始めに、ニューアルバムのリリースおめでとうございます。 相変わらず、Static-Xらしい音とクオリティーの高い曲が聴けてうれしいです。 個人的に今回のアルバムStart a Warは前作Shadow Zoneに比べてよりヘヴィな仕上がりになっている気がします。前作ではダークな面も感じましたが、今回はアルバムから何かに対する怒りを感じます。新作に対してどう考えていますか?
俺も新作"Start a War" の出来には興奮してるんだ!
確かに、前のアルバム"SHADOW ZONE"よりもサウンドは少しヘヴィに仕上がっている。
俺たちは"SHADOW ZONE"でマスターしたことと、昔の俺達のへヴィなスタイルを今回のアルバムで融合させたかったんだ。
-いつごろからアルバムの制作に取り掛かっていたんですか?
昨年20004年のツアーの合間にほとんどの曲は書いた。それから10月から2月までスタジオに入って、曲の仕上げをしたりレコーディングを済ませたよ。
-タイトルを"Start a War"に決めた理由を教えてください。
イラク戦争から影響を受けたんですか?
1曲目の攻撃的なナンバーEnemyも戦争からの影響されているのでしょうか?
アルバム"Start a War"の持つ意味は、今世界で起こっている国家レベルの戦争のことじゃないんだ。もっと個人的な戦いを意味している。収録曲の"The Enemy"は、俺やバンドに対して嫌がらせや攻撃してきた史上最悪のクソ野郎との経験を曲にしたものだ。
-メジャーデビュー当時のメンバーで、新作から復帰した日本人ギタリスト、コーイチ・フクダについて…
彼が復帰したことは同じ日本人として誇りに思うしうれしいことです。
まず、2004年の夏に新作のプログラミングをコーイチに頼んだことがきっかけなんだ。 彼はそれを引き受けてくれて、10月に一緒にスタジオに入って作業に取り掛かった。 そのあと、トリップの代わりの新しいギタリストが必要になったとき、彼に頼むのが一番の選択肢だと思った。俺達もコーイチも再び一緒にバンドをやる準備ができていたしね。コーイチとまたプレイできることがすごく楽しみだ!
-彼は復帰するまで何をしていたんですか?
アルバムの最後のヘヴィでダンサンブルな曲「Brainfog」は新しいStatic-Xの一面を見せていると思います。これかコーイチの影響でしょうか?
彼がバンドに新しい要素を持ち込んだことがあれば教えてください。
ここ2,3年、コーイチはREVOLVEというインディーバンドでプレイしていたよ。 Static-Xとはかなり音楽性は異なるけど、REVOLVEはすごくいいぜ。"Brainfog"はコーイチのアイデアじゃなくて、ニックのアイデアなんだ。ニックはずっとマーチング・スネアドラムで曲を作りたいって思っていて、コーイチがニックのドラムプレイを使って曲をプログラムしたんだ。コーイチはStatic-Xの1stアルバム"WISCONSIN DEATH TRIP"からバンドに大きな貢献をしてくれている。コーイチのキーボードとプログラミングはすごく個性的だと思う。
-普段はどうやって曲を書いているんですか?コンピューターですか、ギターですか、それとも口笛ですか?
最初は、AKAIのサンプラーMPC2000に基本的なギターのリフとドラムビートを乗せて曲を作る。それで、大抵はスタジオに入ってヴォーカルを録音して曲のデモを作りあげる。あとは、バンドとしてのアイデアを曲に詰め込んでいくんだ。
-どんなバンドにあなたは影響をうけましたか?
"START A WAR"をレコーディングしていたとき、SKINNY PUPPY, MINISTRY, FOO FIGHTERS, PANTERA, JOURNEYなんかを聴きまくってた。
-私はパンテラに強い影響を受けたんですが、ダイムバッグダレルがなくなった事件は本当に衝撃的でした。彼が殺害された事件についてどうお考えですか(いままで彼と話をしたことなどありますか)?
ダイムバッグは俺の友人でもあり、俺の人生において大好きなギタリストでもあったんだ。彼が殺されたことはすごく悲しいよ。今回のアルバムを彼との思い出に捧げたい。
-初めて行ったコンサートを教えてください。
1984年にミシガンで見た、Black Flag
-初めて行ったロックコンサートを教えてください。
Black Flagだ!あいつら最高にロックしてたぜ!