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LIVE REPORT

SUMMER SONIC 2010|PENDULUM

2010.08.07 @千葉マリンスタジアム&幕張メッセ

Writer MAY-E

サマーソニック08ではダンスステージのトリを務めたPENDULUMだが、今年はソニックステージのトリ前という位置。と言ってもDELPHICやPASSION PIT、ORBITALとここソニックステージは実質上のダンスステージと言っても過言ではないラインナップだったので、全く違和感はなかったのだけど。

19:00、定刻通りにスタート。「Salt In The Wounds」「Granite」と早々に人気曲を投入し、ソニックステージは一気にダンスホールと化した。全身を貫く強烈なドラムンベース、腹に響くラウドなギター、いずれもアルバムそのままの緻密さと激しさである。昆虫なんかの有機的な素材をデジタル処理した映像がぐるぐる流れるVJスクリーンと、ステージの後方に設置された眩い照明が、トラックに合わせてタイミングよく切り替わり、まるでこの空間がPENDULUMに支配されてしまったような感覚さえ覚える。疲労感は一瞬でぶっ飛び、一心不乱に踊り狂ってしまった。"トキオー!スクリーム!"とオーディエンスを煽る度、爆音に中に歓声が木霊する。
THE PRODIGYのリミックス曲「VooDoo Peaple」もプレイし、がっつり踊らせたあとは、バラード調の歌メロから爆発力のあるサビへと展望していくPENDULUMの中でもロック色の強いナンバー「Witchcraft」へ。これがモーレツにかっこいい!そこから後半は、空間系の「The Island Pt. 1」からダブ風の「Tarantula」まで、バラエティーに富んだ充実のセットリストが組まれた。
サマソニしかり世界各地のフェスに呼ばれているバンドだが、それも納得。スタジアム・ロックバンド!と呼びたくなるスケールとダイナミズムに満ち溢れているのだから。

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