LIVE REPORT
KIDS IN GLASS HOUSES | PUNKSPRING 2010
2010.04.04 @幕張メッセ
Writer MAY-E
メイン・ステージではNEW FOUUND GROLYがプレイ中という厳しい状況の中、ファンと一体感のあるショーを見せてくれたKIDS IN GLASS HOUSES。SUMMERSONIC08以来、これが二度目の来日である。
ドライヴ感あるパワフルな「ArtBreaker」で、勢いよくショーはスタート。スクリームすれすれのヴォーカル・ワークと、スタンドマイクをなぎ倒すほど力強いステージングを見せるフロントマンのAled Phillipsに皆、釘付けだ。
エモーショナルでありながらとてもダイナミック。KIDS IN GLASS HOUSESの持ち味といえる、UKバンドらしい繊細さとポップ感覚が私は大好きだ。開放感のある「Young Blood (Let It Out)」での合唱や、「Matters At All」から「Give Me What I Want」へタイトに繋げた瞬間はゾクゾクとしてしまった。
新作『Dirt』を引っ提げての来日なだけあって新作を中心としたセット・リストだったが、ラストはデビュー作『Smart Casual』から代表曲「Saturday」をプレイ。再びオーディエンスをシンガロングさせて幕を閉じた。
こういう空気感を持ったバンドは希少。『Smart Casual』も『Dirt』も、どちらも名盤です。
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