INTERVIEW
2STRIKE3BALL
2026.02.16UPDATE
2026年02月号掲載
Member:ケビン(Ba/Vo) ユウト(Gt)
"CONCRETE SURF PUNK BAND"を標榜する2STRIKE3BALL。洋楽パンクに大きな影響を受け、独自のシーンを構築する地元高崎から登場した彼等は、パンクへの飽くなき情熱とオリジナリティの追求の末、ついに新音源『WARNING DEMO』リリースに至った。今回、激ロックでは彼等のルーツとなった音楽や新作に込められた想いについて、メール・インタビューを実施した。
-激ロック初登場ということで、自己紹介をお願いいたします。
ケビン:初めまして。群馬県出身、2STRIKE3BALLのベース・ヴォーカルのケビンです!
ユウト:はじめまして、2STRIKE3BALLのギター ユウトです。リード・ギターを担当してます。
-高崎出身ということで、群馬/高崎特有の音楽シーンやこれまで活動してきたシーンについての印象や想いがあればお聞きしたいです。
ケビン:地元の音楽シーンをパッと説明すると"オリジナリティあるバンドが多い"と僕は感じますね。有名所だとG-FREAK FACTORYがいたりFOMAREがいたりヒップホップでもNAIKA MCがいたりして、今地元のシーンでやってるバンドはどれもジャンル被ってない! みたいな。ロックも歌モノもオルタナも若いバンドもやりたい音楽を見つけてやってる感はあると思いますね。
サテライトっていう若い日本詞パンク・バンドもすごいカッコいいですし、Leaps and Boundsって激チャラい(褒めてる)ナイスな踊れるバンドも独自のやりたいことを常に求めてますし、ELLってバンドももう踊りまくり音ノりまくりで、みんなオリジナリティ溢れてて。
その中でも地元最強がlilyrayってバンドがいてバケモンすね(笑)。同世代でお互い前のバンドからの付き合いなんですけどマジでバケモン(笑)。
あとはジャンル関係なくみんなワイワイ騒げてるのも最高す!
-メンバーそれぞれの出会いや2STRIKE3BALL結成となった経緯を伺えますか?
ケビン:もともと10年ぐらい前に地元でハードコア・バンドのドラムをずっとやってて、スタジオのときにメンバーで楽器交換して"ジャンル違う年末隠し芸バンドをやろう!"っていうノリになり僕がヴォーカルすることになったのがスタートですね。
結局隠し芸バンドはノリで終わったんですけど、そのときのバンド名が"2STRIKE3BALL"ってふざけた名前付けてて。
それでハードコア・バンド脱退して"この後バンドどうしようかな~、何やろうかな~"って考えてたとき、"もともと洋楽パンクもめちゃくちゃ好きだしメロコアやろう!!"ってなって2STRIKE3BALLを正式に動かしましたね。
けど、ゴリゴリの洋楽パンク系を一緒にやってくれる仲間が全然いなくて、メンバー探しには超苦労しましたね(笑)。
メンバー全然いなくて曲ばっか作って溜めてSNSで音源出す出す詐欺しまくってたイタイムーブが5年ぐらいあって、コロナぐらいのタイミングで、今のギターのユウトに"バンドやりたいなら、一旦うちで弾いてみれば? 大丈夫! 緩くのんびーり活動するから!"って騙して加入させましたね(笑)。
あと今はギターとドラムがサポートなんですが、サポートという名目ではなく2STRIKE3BALLの"CREW"として支えていただき活動が出来てます(泣)! 全"CREW"に大感謝です(泣)! "CREW"のShoda(TRUE FIGHT)君、へいどら(ザ ニンクス)君、永井(稜大/Mound Crash)君、キョン(HARDSHIPS)さん、たいよう(Euphoric)には本当大感謝す。
ユウト:僕はヴォーカルのケビンさんに誘われて加入しました。
僕はバンド経験ゼロだったし、自分でバンドがやりたかったけどメンバーがなかなか見つからなかったタイミングで誘われたので、思い切って加入させてもらいました。
もともとケビンさんとはSNSで知り合って、MEXICAN AGEの1stアルバムのツアー・ファイナル(初台WALL)で初めて顔を合わせましたね。
そこからパークに行ってスケボー教えてもらったり、夜から朝までゲームやったりする仲になってたので、友達の延長線上で2STRIKE3BALLに加入したような形です。
ゆるくやって、繋がり作って自分のバンド作るときの下地にしてくれていいからって言われてたんですが、蓋開けてみたらいつの間にかそんな余裕もなくなってました(笑)。
-メンバーそれぞれの音楽的ルーツとなるアーティストや、影響を受けたアーティストについて教えてください。
ケビン:僕はもう洋楽パンクというジャンルに人生狂わされましたね(笑)。
バンド自体を聴くキッカケはELLEGARDENから始まりBEAT CRUSADERS、GOOD4NOTHINGとかいろいろなんですが、こんなに音楽にどっぷりハマって人生にも影響与えたのは洋楽パンクですね。そっからいろんなジャンル教えてもらって聴くようになって、その中でもH2OとMXPX、SMUT PEDDLERSはめちゃくちゃ影響されましたね。あとマジ重要で超影響与えたのがオジサン世代大歓喜! なオムニバス"Punk-O-Rama"シリーズですね(笑)。
ユウト:僕は90年代2000年代のメロディック・パンクやポップ・パンクがバックボーンにあります。影響を受けたバンドは名前を挙げていくとキリが無いんですが、中でもNO USE FOR A NAMEは個人的に唯一無二的存在でしょうか。
他にもTHE BOUNCING SOULSやTHE LOVED ONESといった歌が立っているようなバンドや、STRUNG OUTやSTRAIGHTLINEといったエッジの効いたサウンドが特徴のバンドに心惹かれがちなので、少なくともそれらのエッセンスは自分の中にもあるのかなと思います。
その他にも80年代から2000年代の洋楽ポップスやアコースティック・シンガーなんかもルーツの1つではあるのですがそれはまた別の機会に。
-そういったアーティストや音楽と出会ったきっかけはなんだったのでしょうか?
ケビン:ズバリ!"Punk-O-Rama"ですね(笑)。
当時高校生で金もなくて、けどいろんなバンド聴きたい! っていう状態になってるときに、今みたいに簡単に音楽聴ける時代じゃないので、近所のブックオフで中古のCDを漁るっていうのを覚えるんですよ。
当時知識もないなか"なんか英詩でノリが良くてイケイケな音楽ねーかな?"ってCDコーナー漁ってて、その中で"Punk-O-Rama"の"Vol.4"と"Vol.5"のジャケ見たとき"コレだーーーーー!!"って衝撃走って2枚とも100円だったんですが、まだ無知な少年だったので"ここで買わないで誰かに取られたらマズイ!!"ってなっちゃって、買う金なかったんでダッシュで家帰って妹の貯金箱から500円拝借して買いましたね。後に県内のいろんなブックオフ巡るんですけど、どこにでも"Punk-O-Rama"売ってるっていう(笑)。
そこでH2OとMADBALL、AGNOSTIC FRONT、のカッコ良さにビビってNYHCを知って、NYHCにもめちゃハマります(笑)。
あとは当時CM流れてたりとか、あとはスケート・ビデオで知ったりとかが多いですね。
ユウト:きっかけは忘れちゃったんですけど、始まりはGREEN DAYの『Dookie』でした。ベタですね(笑)。
ギターを始めた時期に出会ったというのもあって、難しいことしてないのにカッコいいっていう音楽の世界があるんだって教えてもらった気がします。
そこからパンクっていうジャンルがあって、いろんなバンドがいてっていうのを知っていきましたね。
-ジャンルとしてはハードコア要素もあるメロディック・パンクになると思いますが、"CONCRETE SURF PUNK BAND"と謳っている特徴はバンドのどういった部分に現れていますか。
ケビン:まずこの"CONCRETE SURF PUNK"って名前付けようと思った理由なんですが"ジャンルなんて言ったモン勝ちじゃね!?"って思ったんですよ。
メロディック・パンクってジャンルの中のスケート・パンクっていうジャンルを知ってくといろんなスタイルのスケート・パンクがあって"これもスケート・パンクなんだ! え? これも!?"みたいな(笑)。
それでバンド改めて動かしたときに自分でも今のバンドがどのジャンルに位置するのか分かってなくて"(たぶん)スケート・パンク・バンドやってまして~(汗)"って説明するんですけど"え、どんな感じのやつ?"って質問返され困る。っていうのが何回かあり"NYHCバックボーンでメロディックやってるしスケート・パンクって言うの違うしめんどくせぇな(笑)!"ってなって、ジャンルなんかなんでもいいんだよ! まだ聞いたことのない名前のジャンル作って謳っちゃえ! って感じで"CONCRETE SURF PUNK"ってジャンルを作ったんですよね。
だから特徴って言われるとマジで難しいですね(笑)。
たぶんない! 特徴(笑)!
強いて言えば曲の中でハードコア要素をガッツリ出しすぎてないところですかね(笑)。たぶん(笑)。
これ話すとたぶん話長くなって6パックも必要になってくるので、また機会があれば"CONCRETE SURF PUNK"について語りたいす(笑)。
ユウト:これはもうケビンさんの言う通りというか、この言葉を聞いたときはケビンさんの思惑やセンスに素直に脱帽でしたね(笑)。
-『WARNING DEMO』のリリースおめでとうございます! 今作が完成したときの率直なお気持ちを教えてください。
ケビン:ありがとうございます。
もう"やっと新しい音源出せた(嬉)!"っていうのが率直な気持ちですね(笑)。
改めて活動再開してから3年ぐらい経つんですけど、キング・オブ・マイペースの集まりなので、音源出そう! って考案してからたぶん1、2年経ってやっとレコーディング日程抑えてみたいな感じでした(笑)。
結成したてのときに作った1stデモから8年ぐらい経ってますので、本当"やっと出せた!長かった~"って感じですね。
ユウト:ライヴでやってた曲を改めて音源として出したんですが、僕個人としては聴いてくれた人が各々僕たちのライヴで遊びやすくなってくれたんじゃないかな......と思いました。
初見で初期衝動で遊び散らかしてくれることが一番嬉しいんですが、みんながみんなそうじゃないし、少しでも知ってればより楽しめる人もいるんじゃないかと。
自分たちのライヴで遊んでくれる人たちがどんどん増えたらいいなと常々思ってるので、その一歩にはなったんじゃないかなと思います。
-Track.1「MOVE ON」の時点で、メロディへの英詞の乗せ方からもUSパンクをルーツに色濃く感じます。今作収録にあたり印象に残ったエピソードがあれば聞きたいです。
ケビン:やっぱ、ありそうでないようなジャンルのパンクというか、オリジナリティあって新しいパンクをやっていきたいってのはずっとあるのでオリジナリティある曲を作曲してるときがやっぱ印象には残ってますね。
特にTrack.5に収録されてる「DUMBASS」とか初めてユウト君が加入して作った曲なんですけど、あの曲Aメロとかサビとかの概念がない曲ですごく面白いんですよ。んでギター・ソロで喰らわせるって感じで、できた瞬間"こ、これや......(驚)"ってなって嬉しくてスタジオの中で小踊りしちゃいましたね。
ユウト:僕も「DUMBASS」はやっぱり個人的にも思い入れが深いですね。
僕の"これが好き"をアウトプットして、きれいにハマった最初の曲でした。
曲の構成も面白いんですよね、サビ、どれ??? レギュラー・チューニングでキーB♭??みたいな(笑)。
そして「DUMBASS」だけじゃなくて、今回の音源はどんどん面白いアイディアが積み重なってできたので、2STRIKE3BALLのスタイルがみんなに少しでも伝わると嬉しいです。
-本作の楽曲で特に聴いてほしいポイントをお聞きしたいです。
ケビン:聴いてほしいポイントは1つだけあって"いかに違和感なくモッシュ・パート入ってるか"ってところですかね。
ここ最近のメロディック・パンク・バンドってモッシュ・パート多いじゃないですか、俺たちももう結成のときからモッシュ・パート入ってて、自慢じゃないですがTrack.2の「LOSER」なんて1音でモッシュ・パート作ってるですよ。そんで"はい。じゃーモッシュの時間ですよ~!"みたいな無理矢理なモッシュ・パートではなくて、もう流れるようにスーッとツーステップいけちゃうみたいな(笑)。そこマジ気にして聴いてほしいですし、曲作る上で一番こだわってる部分です! RESPECT! NYHC!
ユウト:ケビンさんとは違う角度から言うと、僕はライヴ感かなと思います。
ギターは多くて3本くらいしか重ねてなかったり、曲によってクリックなしでRECしてみたりとライヴに寄った仕上がりになったと思います!
-今作は"WARNING DEMO"ということで"DEMO"と冠されていましたが、今後のリリースについて言える範囲でお伺いできればと思います。
ケビン:実は『WARNING DEMO』の2を今せかせかとレコーディング中です!
この"WARNING DEMO"ってシリーズ化しようとしててこの先のシングル的なのは全部この名前に数字で統一しようかなと。
"WARNING DEMO"っていうのが"荒削りだけど危険な魅力がある"っていう意味合いの名前でとても僕たちっぽくて気に入ってるのでこれから2、3、4、5......と続きます!
ユウト:ケビンさんから聞いたときはシンプルに面白いアイディアだなと思ったし、個人的に音源ってリリースした後のライヴで完成されるようなイメージがあるので、ある意味"DEMO"という言葉がしっくり来るような気がします。
-この先ライヴをしてみたい場所はありますか? 具体的な場所や、音楽シーンでも構いません。
ケビン:アメリカはマストで行きたいですね。
アメリカの音楽に感化されて今プレイしてるので、本場の人たちの前でプレイして刺さってくれたり、受け入れてくれたりしたら、俺たちがやってることは本物なんだな! って確認できて最高じゃないすか。
アメリカ行きたいっすね〜。
コテンパンにされて帰って来たいっすね(笑)。
あとH2Oめちゃリスペクトしてるので、ハードコア・シーンでもやり合えるメロディック・パンク・バンドにはなりたいのでハードコア・シーンにもどんどん挑戦していきたいですね。
今年は3月15日に名古屋のLIVIN 2 DIEというNYHCスタイルのバンドのイベントにも出演するのでこっからどんどん踏み入れていきたいです。
ユウト:ありがたいことにメロディックのイベントだけじゃなくてハードコアだったり地元のジャンルレスなイベントだったりと呼んでいただけてるので、どんどんその間口は大きくしていけたら嬉しいなと思いますね。
-最後に激ロック読者にメッセージをお願いします。
ケビン:最後まで読んでいただきありがとうございました! 超LAZYな僕たちですが、サブスクでも音源聴けるようになっています! 音源聴いてぜひライヴに遊びに来てほしいです!
"こんなメロディックあるんかい!"を体感してください、よろしくお願いします!
7月は地元スケート・パークでイベントもやるので要チェックお願いします! 飲もう!
ユウト:ここまで読んでいただきありがとうございました!
2STRIKE3BALLは各種SNS等もありますので、よかったらチェックしてライヴに足を運んでもらえたら嬉しいです!
一緒にお酒飲んで遊び散らかしましょう!
RELEASE INFORMATION
2STRIKE3BALL
2nd DEMO
『WARNING DEMO』

[THROWUP RECORDS]
NOW ON SALE!!
¥1,000
- 1









