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INTERVIEW

Lonesome_Blue

2025.03.25UPDATE

2025年04月号掲載

Lonesome_Blue

Member:野村 麻衣子(Vo) 広瀬 ゆうき(Ba/Vo) MIZUKI(Dr)

Interviewer:宮﨑 大樹

私たちの血と肉と汗と、あとは涙が入っていますね


-それがロンブルの曲として合うだろうなと。

MIZUKI:曲としてはスタンダードなバラードに仕上がったので、アレンジでロンブルっぽさを出してもらいました。そうしたら7/8拍子を入れていただいたり、ラスサビにドラムのフィルがすごく入っていたり、いい感じにロンブルっぽさとのバランスが取れた曲になったなと思います。麻衣ちゃんにもこの想いを歌ってもらいたかったので、歌ってもらえて良かったです。

-この曲もそうですけど、今作では広瀬さんが歌に参加したツイン・ヴォーカルを押しているところもありますよね。広瀬さんは今回の歌録りをやってみてどうでした?

広瀬:マジで「Elemental」の英語の発音が......。

-あぁ、全編英語で。

広瀬:めちゃくちゃ大変で。レコーディングはてっぺんを越えましたね。

野村:「Elemental」は私でも大変だったので、本当に頑張ってくれていました。

-ツイン・ヴォーカルの相方がアメリカ育ちの野村さんで英語を歌うって、プレッシャーがすごそうです。

広瀬:そうそう、そうなんです。だから私は英語のパートじゃないところにしてほしいんですよ(笑)。なのに、麻衣ちゃんが日本語を歌って私が英語を歌うところがたまにあるんです。これからは麻衣ちゃんが英語のパート、私が日本語のパートでやりたい。MIZUKIちゃんはそこを理解しているから、「Final Calling」は麻衣ちゃんが英語で、私が日本語なんです(笑)。でも他の方が作ってくれた曲には英語のパートがあって。"なんだこれは......"って思いました。

-乗り越えるべき壁を作ってもらったというか。

広瀬:ははは(※乾いた笑い) 。でも、もう十二分に乗り越えていますからね。だって、英語をできる人が英語を歌ったほうが良くないですか(笑)? 全編英語の曲がこの先にもあったらもちろん頑張りますけど、英語と日本語が交ざった曲はわざわざそうしなくていいのになぁって(笑)。

-(笑)そんな「Elemental」では、これまでのロンブルらしさが最も出ていますね。

野村:歌詞には反映されていないんですけど、炎パートと水パートに分かれているんです。私が炎パートでゆうきちゃんが水パートを歌っているんですけど、そこが歌でバトルしているみたいな気持ちになれて楽しいですね。

広瀬:私も「Elemental」は歌っていて楽しいです。

MIZUKI:「Elemental」は音源が先行配信されたんですけど、お客さんからも好評でしたよ。

-ファンタジーな世界観はメタルと相性がいいですからね。ここまで各曲について聞いてきましたけど、作品を総評するとどんな作品になったと感じますか?

MIZUKI:ロンブルの今までも踏襲しつつ、幅を広げて成長していく形を提示できたのではないかなと。

広瀬:これがダメだったら終わるんじゃないかと思っていたんです。前回と似たようなことをやったら安心感は得られると思うんですけど、それだけだと自分たちの意見を入れられる状態でやる意味があんまりない。だから、自由度が広がった分挑戦できた作品なんじゃないかなと思います。私たちの血と肉と汗と、あとは涙が入っていますね。噛めば嚙むほど味が出る作品だと思っているので、たくさん噛みしめていただけたらありがたいです。

野村:これまでロンブルを育ててくださったファンの方と一緒にライヴを楽しみたいなという気持ちで制作したので、楽しんでいこう、ライヴ来てねって気持ちになる作品ですね。

-タイトルの"The Three in One"は、"3人で1つになってやっていくぞ"という意味で付けたんですか?

MIZUKI:そうですね。あとは『First Utterance』(2022年6月リリースの1st EP)と『Second To None』でもタイトルに数字が入っていたので、今回は3だなというのもあって。いいタイトルになったんじゃないかなと思います。

-これからもこの3人体制を維持していきたいという気持ちの表れでもあるんですかね?

広瀬:う~ん。絶対に3人とは思っていないですけどね。

MIZUKI:3人になった当初はギターを入れたいと思っていたんですけど、最近は3人のままでもいいんじゃないかなと思い始めていて。もちろん良きタイミングでいい方がいらっしゃったらとは思いますけどね。

-さて、リリース後には東名阪の対バン・ツアー"Blue Rush vol.2"が予定されています。ただし、初日の東京公演はお客さん(Lonesome_Red)との対バンという形式のようで。

広瀬:ファンクラブで楽曲リクエストをしていて、"あなたたちが決めたセットリストなんだから当然盛り上がれるよね"という感じです(笑)。

-名古屋と大阪の対バン相手はLUMiRiSEです。

広瀬:初対バンです。前回東名阪のワンマン("Lonesome_Blue 2nd ONE MAN LIVE TOUR 2024「The Three in One」")をやったときに、大阪の会場の方がお薦めしてくださったバンドさんなんですよ。"一緒にやってほしい"と言ってくださったので、それはぜひ! みたいな感じでした。

-"Blue Rush vol.2"、どんなツアーにしていきたいですか?

野村:(『The Three in One』は)ライヴのことを考えながら作った作品ですし、シンプルに今まで一番楽しいライヴにしたいです。お客さんの気持ちをブチアゲたい。

MIZUKI:前回のツアーでは、"ファイナルの東京に向けて友達を連れてきてください"と言っていたんですよ。そうしたら本当に連れてきてくれた方がたくさんいらっしゃって。それに感動して泣いてしまったんですけど、今回も感謝の気持ちを込めてライヴをしたいです。そういう方たちがもっと増えて、ロンブルが大きくなれるようなライヴにしたいと思っています。心を鷲掴みにできるような曲を作れたので、気持ちを込めたライヴをしたいですね。

広瀬:初日の東京が実質はロンブルだけでのライヴになったわけじゃないですか。でも、これは逆にラッキーなのではないかと思ったんですよ。そこで騒ぎ方をレクチャーしようと思っていて。東京ではしゃぎ方を覚えたみんなで、名古屋と大阪もブチアゲていこうみたいな。名古屋と大阪で初参戦の方は圧倒されると思うので、楽しみにしていてほしいです。

-リリースとツアーの先の展望はありますか?

広瀬:土日にライヴしたい(笑)。ずっと平日にライヴをしているので、土日にライヴをできるバンドになりたいです。

野村:"ロンブルのライヴに行けば気持ちが晴れる、嫌なことを忘れられる"みたいな、そういう存在になれたらいいなと思います。

MIZUKI:私はずっと思っていることがあって。2人(野村&広瀬)が声優さんなので、アニメのタイアップを取りたいです。それが目標ですね。


RELEASE INFORMATION

Lonesome_Blue
『The Three in One』
[Kiwi_Records]
NOW ON SALE!!

【通常盤】

KW-0004/¥2,750(税込)

【FC限定盤】

KW-0004FC/¥4,500(税込)

【会場限定盤】

KW-0004A/¥4,500(税込)


KW-0004B/¥4,500(税込)


KW-0004C/¥4,500(税込)

TOUR INFORMATION
"Blue Rush vol.2"

4月18日(金)東京 GRIT at Shibuya w/ Lonesome_Red
4月24日(木)愛知 ell.FITSALL w/ LUMiRiSE
4月25日(金)梅田Zeela w/ LUMiRiSE
OPEN 18:30 / START 19:00
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