MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

THE+BETH

2024.02.19UPDATE

2024年02月号掲載

THE+BETH

Member:アイ・カルボナーラ ユーヒ・オア・サンライズ レイナ・クレッシェンド ヒナエース

アイドルではない、"NEO ROCK CLUSTER"という独自のジャンルで活動するTHE+BETH。東京を中心に全国各地で年間300本以上のライヴをこなすなど精力的な動きを続ける彼女たちが、3rdミニ・アルバム『アバカム』をリリースする。すべて新曲の全6曲を収めた本作に加え、同日よりライヴ会場/WEBショップにて発売されるライヴDVD『ザ・ベストザベスVI-新宿LOFT-』の見どころ、今後の展望などをメール・インタビューで訊いた。

-激ロック初登場ということで、グループ結成の経緯を教えてください。

アイ:全員ポンコツ、偏差値低めなズッコケ空回り系だけど常に全力。"ROCK"とはなんなのか。"PUNK"とはなんなのか。初めて聞いた"生き様"という言葉の意味を探しながらNiziUのようになれるような夢を見がちな"NEO ROCK CLUSTER"です。2020年11月29日"いい肉の日"に活動開始を発表して、ライヴハウス、ストリートでのライヴを東京中心に全国各地で年間300本以上しています。ライヴハウスだけで、2022年は302本、2023年は331本のライヴを開催しました!

-おひとりずつの自己紹介もお願いします。

アイ:茨城産、激しくポンコツ担当、アイ・カルボナーラです。

ユーヒ:広島産、とてもポンコツ担当、ユーヒ・オア・サンライズです。

レイナ:京都産、かなりポンコツ担当、レイナ・クレッシェンドです。

ヒナエース:兵庫産、とんでもなくポンコツ担当、ヒナエースです。

-THE+BETHの音楽性について教えてください。

アイ:喜怒哀楽すべてを展開する私たちなりの"ROCK"です。カッコつけるだけが"ROCK"じゃないし、中指立てるだけが"ROCK"じゃない。ココロの真ん中に親指突き立てて、みんなで手を取り合う"ROCK"でありたいと思ってます!

-3rdミニ・アルバム『アバカム』のコンセプトやテーマを教えてください。

アイ:1stアルバムは『がむしゃら』(2022年10月リリース)。1stミニ・アルバム『バイキルト』(2022年11月リリース)。2ndミニ・アルバム『パルプンテ』(2023年)とリリースしてきて、昨年開催された"さよならアリアハン"というツアーを終えて、"さぁ、次の新しい扉を開けよう"という気持ちを込めて"アバカム"と名付けました。

-1曲目に収録されている「ろっくんろーる挽歌」はMVも公開されていますが、こちらの楽曲についての思い出やエピソードがあれば教えてください。

アイ:ミュージック・ビデオ撮影をしたんですけど、実は撮影場所は民家なんですよ。ちゃんと住んでる。私は住んでいる方のお部屋で撮影しました。最初は"えー?"って思ってたけど、完成してみたら良すぎてお気に入りです(笑)。そういうのも注目して観てほしい! この曲は歌詞を見てもらったらわかると思うんですけど、結構攻撃的な歌詞かなって思います。生半可な気持ちで降りていく人、もう何人も見てきたんです。裏切られて、そのたびに苦虫を噛み潰したような苦しい気持ちになりました。だったらステージに立っている私たちが正解だってことを証明してやろうって。私たちの決意表明みたいな感じです。そんな意味も込めて表現しているので、ぜひ聴いてください。

レイナ:たくさんあるけど、4人の外でのダンス・シーンが私自身とても好きで。本物の火を使ったMVは初めてで「ろっくんろーる挽歌」は焚き火を背にして踊った。高く燃えてる炎と前しか向いてないザベス(THE+BETH)でなんか強くなれた気がして感情がより外に出てたんじゃないかなって思います。うちら火と相性いいやーん思った記憶(笑)。

-『アバカム』収録楽曲の中で特に思い入れのある楽曲と理由を教えてください。

アイ:全部好きで迷いますが......「河童の屁」ですね。元気な楽しい曲かと思いきや歌詞がとにかく深い。考えさせられる歌詞が多いですね。ヒーローはいつも助ける人だけど、ヒーローは誰が助けてくれるんだろうな......って思うし、私は守りたいものだけのヒーローになりたいなと思いました。なんて言ったらいいんだろう......でもバランス良く生きたいですね(笑)。ダンスはみんなで真似して踊りたくなるように、振付しました。私自身も楽しくなるので好きです。

-2月14日にはライヴDVD『ザ・ベストザベスVI-新宿LOFT-』がライヴ会場/WEBショップ限定でリリースされますが、こちらの見どころも教えてください。

アイ:まずライヴDVDが出ることに感動! 出させていただいて本当にありがたいことです。新宿LOFTのライヴ("ザ・ベストザベスVI")を残せるのは本当に嬉しいので、大切にしていきたいです。見どころ......パフォーマンスも観てほしいけど、"コント"ですね(笑)。実はTHE+BETHはワンマンのときにコントもしちゃうんですよ。過去一いいものに仕上がったと思います! 歌って踊ってバラエティもいけちゃうオールマイティなTHE+BETHをご覧あれ! たっぷり2時間あります! カメラをたくさん仕込んでくれたので、来れなかった紡ぎCREW(紡ぎCREWというのはTHE+BETHのことを好きでいてくれる人たちのことです。名称みたいな)も臨場感溢れるライヴを体験できちゃうかもね!

ユーヒ:見どころはひとつに絞るのは難しいですね......。もうすべて見どころです! 1分1秒たりとも目を離さず観てほしいほどです! ライヴ中はもちろんのこと自信大アリなので、強いて言うならコントの時間です(笑)。わりと反響が良かったのでそこも注目ポイントです!

レイナ:スタッフ2名だけで8台のカメラを操作し完璧にカッコ良く、ある時はアップで、ある時はフロアもステージも見せて、映像からでもそのときの熱量や一体感を感じられるところですね。

ヒナエース:1発目の曲の「ON AND ON」です。初っ端からしっとりした曲を歌うのはとても珍しくて、始まるまで私もどんな感情になるのか予想できませんでした。ガチガチに緊張しながら幕の後ろで構えてて、曲が始まり幕が上がっていくと同時に、たくさんの紡ぎCREWの温かい顔が鮮明に見えて、急にほっこりしたような気持ちになりました。メンバー全員が紡ぎCREWひとりひとりと目を合わせて歌ってます。

-5月29日には渋谷CLUB QUATTROにて"始動3.5周年記念ワンマン - ザ・ベストザベスVII -"が予定されていますが、開催に向けての意気込みや想いを教えてください。

アイ:(渋谷CLUB)QUATTROを紡ぎCREWでパンパンにしたいです! 下手側に大きい柱があるじゃないですか。柱のせいでTHE+BETH見えない! って言われたいです(笑)。3.5周年って数字的にこれからって感じがすると思います。でもたぶんどこも一緒で、これからのことを考える時期なのではないかなって。続けるか見切りをつけて解散するか......。でも私は諦めたくなくて、みんなと幸せになりたくて活動しています。たとえ大変でも行くべきところまで行きたい。だからまずはQUATTROを埋めること。本気で頑張りたいです。なのでこれを見たみなさま、ぜひ一度でもいいので足を運んで観てほしいです! よろしくお願いします!

レイナ:ワンマン・ライヴは約2時間なんですが、THE+BETHは曲数が多いので2時間の中じゃすべてを披露することはできません。なので限られた時間の中で選ばれた曲とどう向き合って伝えていくか自分なりに表現したいと思います。

ヒナエース:5月29日のワンマンは、とても憧れてたバンド・セットでのワンマンです。私は入って2年になるんですけど、この2年間ですごく多くの出会い別れがありました。この活動をやってなかったら絶対会うことがなかった人たちと一緒に楽しい時間が過ごせるのは本当に奇跡だし今しかない時間だと思うので、ザベスもバンドも紡ぎCREWも全員同じザベスチームで幸せを噛み締めて挑みたいと思います。

-現体制で改めてライヴをしてみたい場所はありますか? 具体的な場所や、音楽シーンでも構いません。

アイ:高知BAY5 SQUAREです! まず音がいい。演者側もお客さん側も聴いていて気持ちいいくらい! 学校みたいなライヴハウスなので、音楽だけではなく大切なことも教えてくれます。人間としても成長ができる、そんな素敵な場所です。そしてカツオが有名なので、メンバーと毎回食べに行っています(笑)。紡ぎCREWたちを高知に連れていきたいなって思ってます! ワンマンしたいので、ぜひ高知一緒に遠征しましょ♫

レイナ:広ーい大ーきい、人いっぱいの野外ステージ1択!

-今後の展望や目標とする場所はありますか?

アイ:もちろん(日本)武道館です! でも今の私たちの力では到底行くことはできません。なので、経験をたくさん積んで、武道館に立ってもいいよ。っていう人間になって、ステージに立ちたいです。紡ぎCREW! 武道館に絶対連れてくからね~!

レイナ:THE+BETHとしてはもっと大きくなるための通過点である武道館。個人としては私のダンスがもっといろんな人に見てもらえる環境になりたい。

ユーヒ:もちろん武道館です。「ろっくんろーる挽歌」の歌詞の中にもあるように武道館です!

ヒナエース:今後の目標とする場所は、グループでずっと掲げてる日本武道館です。散々武道館に立つってストリートとかプライベートでも言い続けてやってきたので、ちゃんと有言実行をしたいです。

-最後に激ロック読者にメッセージをお願いします。

アイ:初めまして。THE+BETHのアイ・カルボナーラです。まずはどんな人間か、グループかわからないと思うのでSNSをチェックしてみて! でもやっぱり生のライヴに一番力を入れているので、来てみて! あなたのその勇気が私たちの未来を変える力だと思っています。そしてライヴハウスは怖くありません! わからなかったらなんでも聞いてください。THE+BETHのライヴ、待ってます。ありがとうございました!

レイナ:喋ると阿呆がバレてしまう、適当に生きてきた人生ですが、ステージは、ライヴは、適当じゃないし阿呆でもない! "NEO ROCK CLUSTER"です。文面じゃ言葉じゃ伝わらないものがステージにあります! この熱量が激ロック読者のみなさんにいつか絶対届きますように。

ユーヒ:THE+BETHのユーヒ・オア・サンライズです! この記事を見てくださったみなさま! 一度私たちのライヴへ足を運んでみてください! 絶対に後悔はさせない最高のライヴ魅せます! そして私たちと大きな夢に向かって一緒に歩んでいきましょう! 読んでくださってありがとうございました!

ヒナエース:激ロック読者のみなさん初めまして! ロックが好きな人に刺さるような曲とステージをやってますのでライヴに遊びに来てみてください! 私はまだまだですがこれからも楽しく磨いていきます!

RELEASE INFORMATION

3rd MINI ALBUM
『アバカム』

BBN-027/¥2,000(税込)
[BE BEe NEXT]
NOW ON SALE!!

  • 1