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INTERVIEW

Edu Falaschi

2023.10.23UPDATE

2023年11月号掲載

Edu Falaschi

Interviewer:井上 光一 Translator:安江 幸子

2023年9月にNORTHTALEと共に行われた来日公演("EDU FALASCHI & NORTHTALE JAPAN TOUR 2023")も大盛況で終了、ここ日本での人気を改めて証明したブラジルの至宝、Edu Falaschi。ex-ANGRAという看板を背負いながらもソロ・アーティストとしてのクリエイティヴィティを爆発させた最新作『Eldorado』も高い評価を受け、現在絶好調のEduにインタビューを実施。日本のファンへの思いやアルバムについて語ってもらった。

-先日は延期となっていた来日公演が無事開催されましたね。久しぶりの日本はいかがでしたか。

素晴らしかったよ! いつもだけどね! 日本に行って、現地のファンや友達に会うのが本当に大好きなんだ!

-滞在時の写真を拝見しましたが、秋葉原などにも行かれたようですね。過密なスケジュールだったとは思いますが、日本観光も楽しめましたか。

そう、今回は娘のMikaelaも一緒に来たからいっそうスペシャルだったよ! 東京や大阪のいろんな場所に連れていくことができたんだ! 特にディズニーランドが楽しかった!どこも最高だったよ!

-さて、改めて最新アルバム『Eldorado』の発売おめでとうございます! 無事リリースされた今の率直な心境をお聞かせください。

心からハッピーだよ! このニュー・アルバムは新しい要素が満載なんだ。よくあるパワーメタル・アルバムとは違う、大胆不敵なアルバムだよ! 洗練されていてなおかつ複雑なんだ!

-前作『Vera Cruz』(2021年リリースのアルバム)はコロナ禍真っ只中での制作でしたが、現在のブラジルはパンデミックに起因する制約などはあるのでしょうか。

いや、こっちではもうすべてノーマルだよ!

-これほど濃密な作品を『Vera Cruz』(2021年リリースのアルバム)から2年程度のスパンで発表したこと自体、現在のあなたの充実した創作活動が窺えますね。あなた自身、シンガーでありコンポーザーとしての自分が常に進化し続けていることを実感されているのではないでしょうか。

優しい言葉をありがとう! 『Eldorado』は『Vera Cruz』の進化版だと考えているよ! 常に作曲して将来のためにアイディアをキープしてあったから、アルバムを作ることにしたとき、全体のプロセスを始めるためのいいアイディアはすでに持っていたんだ。

-あなたは以前"新しいANGRAになりたいわけではない"とおっしゃっていましたね。ソロ・アーティストとしてのキャリアに対する自信は、本作を作り上げたことでさらに深まったのではないですか。

そう、自分のキャリアには大いに自信を持っているよ! もちろんファンはANGRA魂を俺の曲に感じることができる。みんな俺がANGRA時代に書いてきた「Nova Era」、「Heroes Of Sand」(2001年リリースのアルバム『Rebirth』収録)、「Spread Your Fire」、「Angels And Demons」、「Wishing Well」(2004年リリースのアルバム『Temple Of Shadows』収録)をはじめ、たくさんの曲を聴いてくれているし、ああいう要素は俺のDNAに組み込まれている。自分のアルバムを作るときも同じDNAを使っているから、似ている点があるのは自然なことなんだ。

『Vera Cruz』リリース時のインタビュー(※2021年5月号掲載)では、大まかなコンセプトを作ってから作曲、そして作詞を始めて曲作りに1年半ほどかかったとおっしゃっていましたね。続編となる本作『Eldorado』の舞台は古代アステカ文明を主軸としていますが、新たなストーリーを作り始めるところからスタートされたのでしょうか。

いや、心の中にはすでに3部作のストーリーが丸ごとあるんだ! 『Eldorado』の曲を書き始めたのは、2021年5月に『Vera Cruz』をリリースした直後だったから、今回も1年半かけて作ったということだね。