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INTERVIEW

the Art of Mankind

2018.12.17UPDATE

the Art of Mankind

メンバー:sawacy(Vo) Wooming(Gt) Kenkawa(Gt)

インタビュアー:増田 勇一

2018年1月に1stアルバム『Distant Light』をリリースし話題を呼んだ国産メロディック・デス・メタル・バンド the Art of Mankindが、早くも2ndアルバム『Archetype』をリリース! 高速の激走サウンドは健在で、キャッチーさや楽曲の個性により磨きをかけた今作を携え、彼らはさらに高みを目指していく。『Archetype』について、sawacy、Wooming、Kenkawaの3名に話を訊いた。

-2018年1月にリリースされた1stアルバム『Distant Light』に続き、同じ年のうちに早くも第2作が登場。すごい制作ペースですが、これは当初からの計画どおりなんですか?

Wooming:1枚目のアルバムを出すことで、まずはとにかくシーンの中に自分たちの居場所を作りたかったんですよね。アルバムの存在なしに効果的なツアーを組むことって無理があるじゃないですか。で、実際に音源を出すことを決めたら、トレーラー映像を発表した時点で地方のライヴハウスから連絡が来たり、早いうちからかなりの反響があったりして。そういう意味でも前作は、いい意味で挨拶代わりの作品になったと思ってるんです。もちろん挨拶代わりとは言っても本気で作ってるわけですけど、今回の2枚目は、そうやって作ってきた自分たちの居場所をさらに拡大していくためのもの、というか。

sawacy:そういう意味でも、できるだけ早いうちに2枚目を出したいね、という話は前々からしていて。

Kenkawa:1stを出した直後くらいにはそういう話が出てましたね。その時点で、もう今回のアルバム用の曲は作り始めていたし。

Wooming:だから1stアルバムのツアー・ファイナルのころには、ほぼ全曲できあがってました。今回はKenkawaさんがメイン・コンポーザーなんですけど、全部2枚目を出すことが決まってから作られた曲だったりするし。

Kenkawa:すぐに2枚目を出せるということでモチベーションも上がっていたし、1stの反省点も踏まえながら作ったという感じですね。

-1stアルバムでの目標だった"居場所を作ること"は達成できたと感じていますか?

Wooming:もちろん100点満点とはいかないけど、とりあえず名前を知ってもらうことはできたと思う。THOUSAND EYESのオープニング・アクトをやらせてもらった(2018年4月8日に開催された"Day Of Salvation Tour 2018"の渋谷CYCLONE公演)ことも大きかったし、ライヴの物販コーナーで"アルバム買ってくださーい!"とお客さんに声を掛けたら"もうすでに買って聴いてます"という声が返ってきたり(笑)、それまでの自分たちのライヴでは見掛けなかったような人たちが声を掛けてくれたり。"広がりつつあるんだな"という実感はありました。

sawacy:遠征とかで遠くに行った場合でも、事前にアルバムを聴いてくれてる人たちが結構多くて。それまでにもEPとかは出してましたけど、やっぱりアルバムこそがちゃんとした作品、という感覚が強いのかな。そういう気がしましたね。

Kenkawa:実際自分自身としても、アルバムを出したことによって、ようやくちゃんと動き始めたという感覚ではありましたね。

-その1stアルバムに対する評価や評判については満足していますか?

Wooming:とりあえずメロディック・デス・メタルが好きな人に届いてほしいな、ということしか考えてなかったんですよね。すべての人に聴いてほしいとかではなく、メロデスが好きな人たち全員に聴いてもらいたいという気持ちだった。もちろんまだそこまでの状況には程遠いですけど、ツイッターのプロフィールに"メロデスが好き"とか書いているような人たちが僕たちを見つけて"カッコいい"と言ってくれてたりするのはよく見掛けるので。まだまだ満足はしてないですけど、聴いてほしい人たちに届き始めてるのかな、とは思います。それに実際、アルバムを1枚出すことで一気に状況が変わるとは考えてなかったし。自分たちの音楽はキャッチーではないし、ブラストビートも多いし、広く一般に受け入れてもらいやすいものではないことは自覚しているんで。ただ、それでも今回、Kenkawaさんの曲はいくぶんキャッチーになってると思うんです。ギター・ソロとかも含めて。

Kenkawa:うん。そこはわりと前回よりも意識して作りました。

-このバンドにおけるキャッチーさ。それはやっぱりギター・ソロのメロディやリフの組み立て方に求めることになってくるわけですよね?

Kenkawa:その両方ですね。リフだけでキャッチーにできたらいいな、とも思うんですけど、リードのメロディを強調することでよりいっそう効果的にリスナーの耳を引きつけられると思うし。まぁ、そこはまだ模索中でもあるんですけど。

Wooming:そこも含めて、音楽的にはブレないまま、これまでの良かったところを伸ばしていきたいというのがありましたね。

-結果、曲のキャラクターがさらに際立ってきたように思います。1曲1曲の存在感が強まってきたというか。

Wooming:僕の曲については、とにかくたくさん作ってあって、今回入っているものについても前回ボツになった曲というわけじゃなくて、前作の流れにそぐわなかったものというか。で。今回はKenkawaさんの曲をメインに押し出そうというのが最初からあったんですけど、Kenkawaさんは......変な言い方かもしれないけど、よそいきの曲を作るのがうまいんです(笑)。例えば、ビデオを撮りたくなるような曲というか。そこで自分が負けてるとは思ってないし、自分の曲もすごく好きだし、もちろん曲を作ること自体も好きなんですけど、なんとなくそういう役割分担になっているところがあって。