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INTERVIEW

the mistress

2018.08.10UPDATE

2018年08月号掲載

the mistress

Member:安眠 いちご 美乃 れん

Interviewer:宮﨑 大樹

7月28日に活動を"終幕"したヴィジュアル系ロック・アイドル mistressが、新メンバー4人でその名を"the mistress"に改め再始動することが8月1日に発表された。そんなthe mistressが新体制で「Would you kill yourself now?」、「Lonely crowd」の新曲2曲をリリースする。バンド・サウンドとクラブ・ミュージックを融合させた音楽を鳴らすTHREE LIGHTS DOWN KINGSのu-yaが作曲を務める新曲は、前体制を引き継ぎヴィジュアル系ロック・サウンドを軸としつつ最新のトレンドを押さえた楽曲に仕上がっている。お披露目ライヴを控え、まだまだ謎に包まれている彼女たちと、その新曲に迫るべくメンバー全員にインタビューを敢行。取材では嬉しいサプライズ発表も飛び出した。

-the mistressとして激ロック初登場となりますので自己紹介をお願いします。

れん:れんです。自己紹介......えーっと......自己紹介ってなんでしょう?

-では、それぞれ担当みたいなものはあるんですか?

れん:私は無口なので無口担当です。無口だけど煽りだけする、そんなクールな感じです。

美乃:美乃です、よろしくお願いします。私は今もソロで活動していて歌うことがすごく好きなので、後に歌担当と言えたらいいなと思っています。

安眠:安眠です。ギャップ担当です。こう見えて私がデスボ出すので。

いちご:いちごです......なんでも担当です。

れん:こういう不思議な感じです(笑)。

いちご:不思議担当かな。

-ありがとうございます。みなさんがthe mistressへ加入した経緯を教えてください。

れん:以前は他のグループでユニットを組んでいたんですけど、そこが王道アイドルを目指しているグループだったんです。私は今も昔もこういう感じでピアスとか多めで、自分のキャラ的にもロックとかヴィジュアル系とかオラオラしている感じだったので、あんまり前のグループが合わなくてやめちゃいました。だけどステージに立ってアイドルでいることは楽しいっていうのが自分の中ではあって。それにもともとmistressは自分が好きで気になっていたグループだったので、加入して、また夢を追い掛けたいなと思って入りました。

美乃:私はフリーでソロ活動を始めてもうすぐ2年になるんですけど、アイドル・イベントにバンド・セットを引き連れて名古屋へ遠征したときにmistressが出ていました。そのときに私のライヴを岩田さん(プロデューサー)が観てくれていて、それが印象に残っていたそうで、後日私に連絡してくれたんです。もともとユニットをやっていたこともあって、当時はあんまりユニットに興味はなかったんですけど、the mistressの曲の良さとかいろんなものに惹かれてここで頑張ろうと思って入りました。

安眠:私は大阪の日本橋にあるメイド喫茶で働いていたんですけど、日本橋のメイドさんってその店で行われるライヴに出演することが多いんです。私は"踊ってみた"が好きだったので動画サイトでダンスを覚えて、それを披露する目的で最初はライヴをやっていたんですけど、そのライヴで岩田さんと出会って、私が"アイドルやりたい"って言ったので引き取ってもらいました。

いちご:私も安眠ちゃんみたいにコンセプト・カフェで働いていたんですが、今年の5月に辞めたんです。それから、やることがないとかじゃないですけど"何かやりたい"って思って、ロックなアイドルに興味があったのでオーディションに挑戦してみました。

-全員新メンバーで再始動という珍しい形となりますが、どう感じていますか?

れん:怖いなって思ってます。前のグループの再結成という形ですけど、mistressはあの3人でmistressっていうイメージが強いと思うんですよ。急にころっと変わったときに受け入れてもらえるかが心配です。

美乃:ファンの人はmistressのイメージが抜けないんじゃないかって不安もあるんですけど、こうやって改めて新しいメンバーでユニットを始めるにあたって、逆にものすごいラッキーだと、チャンスだと思っています。みんなが積み上げてきたものがあって、取材をしてもらうってこともすごいし、ポジティヴに考えて頑張っていきたいです。

-新体制ということで全員が初対面だったと思いますが、メンバーの第一印象はいかがでしたか?

美乃:みんな人見知りでしたね。お互いに気を遣い合っていました。でも早い段階でお泊まりというか、一緒の部屋で寝るみたいなことがあって。

安眠:ベッド一緒だったよね(笑)。

美乃:ツインで部屋をとったと思ったらダブルで(笑)。会って2~3回目くらいでお風呂上がりも見られ、すっぴんも見られ、みたいな。

安眠:あと、思いっきりいびきかきました(笑)。

れん:打ち解けるのは早かったですね。

-今回の作品はヴィジュアル系ロックを軸にしつつもEDMなどいろんなジャンルの要素も取り入れていますが、そもそもみなさん自身はどういった音楽を聴いてきたのでしょうか?

美乃:結構いろいろ聴きますね。ヴィジュアル系は兄の影響で小学生、中学生くらいのころからずっと好きだったんですけど、高校生からアニソンの道に走って、バンドを始めてロックも聴くようになって、という感じです。

れん:私はモーニング娘。'18さんが好きです。ヴィジュアル系も聴きますし、アニメも好きなのでキャラソンとかも。あとジブリのBGMが好きで、ピアノで演奏したものとか聴きます。

安眠:私はボカロとアニソンくらいしか聴かないので、アイドルもヴィジュアル系も詳しくないんです。でもthe mistressでヴィジュアル系ロックをやってみて"嫌いじゃないな"って思いました。

いちご:私はコンセプト・カフェで働いてからアイドルを聴き始めたんですけど、もともとはヴィジュアル系とか、激ロックに載っているようなロック・バンドも聴いてましたね。04 Limited Sazabysさんとかすごい好きでした。激ロックDJパーティーにも実は1回だけ行ったことがあって。まさか自分がマガジンに載るなんてと思ってビックリしてます(笑)。

-レコーディングはいかがでした?

美乃:緊張したけど順調にいきましたね。

安眠:加入が5月に決まって6月くらいにレコーディングをしました。私といちごは初めてのレコーディングで――

いちご:緊張しましたし、自分の声が耳に入ってくるのが気持ち悪くて(笑)。

安眠:自分の思っている声と違くて(笑)。

いちご:いろいろ難しかったですね。

れん:私はレコーディングの待ち時間が楽しかったです。ゲームしたり、しりとりしたり。

美乃:"デスボしりとり"ね(笑)。

-"デスボしりとり"!? デスボを担当している安眠さん以外もデスボできるんですか?

美乃:見よう見まねですね。

れん:雰囲気だけでやってました(笑)。

安眠:自分しか担当していないのに巻き添えにして。