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INTERVIEW

KEEP YOUR HANDs OFF MY GIRL

2018.07.31UPDATE

2018年08月号掲載

KEEP YOUR HANDs OFF MY GIRL

Member:Dieshi(Vo) Yuli(Gt) Yasuhiro(Ba) Yuki(Dr)

Interviewer:山本 真由

-今作『KEEP YOUR HANDs OFF MY GIRL』は初のフル・アルバムになりますが、これまでのように6、7曲入りの作品ではなく、フル・アルバムになった理由はなんでしょうか?

Dieshi:今まで3枚EP(2013年リリースの『WAIT&SEE』、2015年リリースの『FORTITUDE』、2016年リリースの『BLAZE AWAY』)を出させてもらって、そのなかで活動休止もして、"次は絶対にアルバムを出そう!"って話もしていたので、自然な流れでそうなりましたかね。

Yasuhiro:バンド結成から10年の年を迎えますし、メンバーで"そろそろフル出したいね"って話もしていたので。

Yuki:今まではEPばかりでしたし、以前から"フル・アルバムで聴きたい"という声をいただいていたのが大きいですね。せっかくゆっくり音楽に向き合える時間を設けさせていただいたので"次はフルで出したいね"とは話していました。

-また、今作はセルフ・タイトルであることも話題となっていますが、セルフ・タイトルにした理由や、今作のテーマについて教えていただけますか?

Dieshi:今作のテーマは、まさに"自分らが今したいこと!"ですね。KEEP YOUR HANDs OFF MY GIRLってこんなバンドですよ、ってわかりやすく伝えたかったんです。

Yuki:やはり初のフル・アルバムだからというのが大きいですかね。"これが今の俺らだ!"っていう意思表示でもあると思います。制作に関してのテーマは"周りを気にせずやりたいことをやる!"です(笑)。

-さらに、楽曲のタイトルには「Wait&see」や、「Fortitude」、「Blaze away」のように、過去作EPのタイトルが使用されているのも面白いなと思いました。遊び心であるのと同時に、これまでの活動の総括的な意味合いもあるのかなと思ったのですが、こういう曲名を入れることは楽曲ができる前から考えていたのでしょうか?

Dieshi:これはメロディや歌詞を書きながらそうしようと思いました。初のフル・アルバムですし、これまでのこととかを振り返って歌詞を書いたときに、そこに過去3作品の意味合いを感じることができて、それで付けました。

-今作では、同郷の盟友 a crowd of rebellionの小林亮輔(Vo/Gt)さんが、Track.3「Day Dream (ft. ryosuke from a crowd of rebellion)」にゲスト参加されていますね。意外にも、こういうフィーチャリング参加での共演は初めてのようですが、今回このコラボレーションが決まった経緯を教えていただけますか?

Dieshi:今までずっと(コラボレーションを)しようしようと思ってたんですけど、なかなかタイミングが合わず結局いつもできてなくて、今回はタイミングが良かったというか、亮輔が"え! 俺歌いましょうか!? 歌いたいっす!!"みたいに言ってくれて、"まじ!? じゃあお願いします!"と、ポンポンと決まった感じでしたね(笑)。

Yuki:"新しいことをしたいよね"という話から曲を制作しまして、当初誰に頼むとかもまったく決まっていなかったんですけど(笑)、いざフィーチャリング・パート以外が完成したときに、"この世界観なら亮輔にお願いしよう!"といった流れだったと思います。

Yuli:亮輔がふたつ返事で"歌いたいです!"って言ってくれたのはまじで嬉しかったですね(笑)!

-今作は、ポスト・ハードコアのアグレッシヴな楽曲もありつつ、メロディの際立つエモーショナルな楽曲、グルーヴ感のあるダンサブルな楽曲、しっとり聴かせるバラードなど、これまで以上に多彩な楽曲が揃いましたが、このように様々なスタイルの楽曲が揃ったのは自然とそうなったのでしょうか?

Dieshi:"こういうノリの曲は欲しいよね"ってメンバーで話し合いつつ制作を進めていましたが、そこまでちゃんとしたものでもなく、"激しい曲欲しいね! 次は静かな曲!"みたいな漠然とした感じで進んでたので、なんとも言えないですね(笑)。

Yuki:今まではEP全体の流れを考えて"あれがあるからこれを作ろう"、というのが多かったのですが、今回は特に意識せず自然とやりたいことをやっていたら出揃った感じですね。

Yuli:今までにないような曲や、自分たちが思うKEEP(KEEP YOUR HANDs OFF MY GIRL)らしさっていう楽曲制作のイメージはありましたが、意図的にというよりかはメンバーが"こういう曲がやりたい!"っていうのを作ったら自然とこうなっていました。

-シンセや鍵盤をふんだんに使ったアレンジも目立ちますが、そういう専門のパートのメンバーを増やすといった考えが出たことはありますか? ギターが1本減ってから、コーラス・パートなど試行錯誤があったようですが、やはりこの4人での活動にこだわりがあるのでしょうか。

Dieshi:そうですね、増えたら楽なのかなぁとも思いますけど、今はこの4人でやっていきたいですね。強いこだわりがあるわけではないですが、ただ漠然とこの4人がいいんですよね。

Yasuhiro:メンバーを増やすというのは、以前ギターが抜けてから入れようという話もなかったですし、今のところ考えてもいないです。

Yuki:おそらく一度もそういう話は出てないんじゃないでしょうか(笑)? "この4人でKEEP!"って感じですし、減っても増えてもそれはもう別モノかなって思ってます。

Yuli:考えたこともありませんでした! なんかこの4人でやれることが一番いいですね!