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INTERVIEW

DOPEDOWN

2017.12.14UPDATE

2017年12月号掲載

DOPEDOWN

メンバー:吾龍(Vo) 大和(Gt) 三代(Gt) 雄坪(Ba) 恵大(Dr)

インタビュアー:吉羽 さおり

動画サイトなどを通じて知り合い、セッションを重ね、音楽的にウマが合うもの同士で結成されたバンド、DOPEDOWN。2016年9月に本格始動し、すぐに発表した1stアルバム『DOPEDOWN』は、ニューメタル的な曲や、エモーショナルなハードコア・サウンドに吾龍の熱いヴォーカルが映える、パンチ力のある曲揃いだったが、約1年ぶりのリリースとなるEP『PARADOXA』は、このバンドの奥深さを知れる作品。変則的なリズムによるドラマチックでプログレッシヴな曲から、アンセミックなシンガロング曲、ミクスチャーなど、多彩な4曲で打って出る1枚だ。激ロック初登場となる5人に、結成から今作に至る背景を訊いた。

-最初は、大和さんと吾龍さんで"バンドやりたいね"という話をしていたのがこのバンドがスタートしたきっかけだったということですが、ふたりで話していたときには、イメージしていたバンド像はありましたか。

大和:わりと、昔通ってきた音楽がみんな同じだったりするんですよね。なので、ドンって音を出したときに共通する部分があって、そこにいろんな音楽性を入れていきたいなっていう。

吾龍:特定のジャンルに固執してるわけではないんですよね。結局、好きなものが似通っているので、音はなんとなくそういう方向にいくのはあるけど。

三代:あとは、その瞬間にハマってるものとか、表現したいものが、いろんなものにインスピレーションを受けていて、それが音に反映できていると思いますね。

大和:最近のエモっぽいものだったり、昔のミクスチャーみたいなやつだったりも、いろいろ入れたりね。

-そうだったんですね。

大和:あとは、いわゆる90年代J-ROCKとか、SIAM SHADEとかは、みんな世代的に通ってるかな。

雄坪:通ってないんだよなぁ(笑)。

吾龍:雄坪だけちょっと年齢が下だからね。

雄坪:それこそ、例えばL'Arc-en-Cielでも、自分の聴いてたアルバムと吾龍さんが聴いてたアルバムが全然違って話が合わなかったりとか。同じバンドは聴いているものの、そのアルバムの年代が違ったりもして。

大和:そうだね。でもやりたい音楽性としては共通していて。昨年出したセルフ・タイトルのアルバム(2016年リリースの自主制作盤『DOPEDOWN』)のときは、付き合いが長いメンバーもいるし、こういう感じでやったらうまくいくだろうな、という想像をなんとなく形にできたかなという感じはしていました。

-今回は前作の1stアルバム『DOPEDOWN』に比べて、収録曲4曲それぞれのキャラクターが立っていて、個性の強いものが揃った印象です。

吾龍:前作と比べるとチャレンジしている感じではありますね。

大和:僕は作ってるときに意識してましたね。前作よりも実験的というか、もう一歩踏み込んだ作品になればいいなというのはありました。

-前作ではEDMっぽさとか同期も入っていて、作品としての統一感が強かったと思うんですね。今回は、もっとバンドらしい、アンサンブルや歌の柔軟性を感じます。

大和:たしかに、EDMっぽい感じなくなったね(笑)。

三代:当時ハマってたんだよ。世の中の流れとしてもそういうムーヴメントがあったから、僕らも自ずと触れていた部分が、少し反映されていたのかなっていうのはありますね。

-そういう自然発生的なところから、今回は意図して踏み込んだ作品を作ろうということだったんですね。いろんなルーツが見えそうな4曲ですが、先ほどは日本のバンドの名前が上がっていて。今回は洋楽っぽいニュアンスが濃いなと思ったんですけど。

三代:今回は特にそうですね。

大和:「LOST」なんてまさにそうか。

吾龍:日本人が出してくる感じではないね。

-いわゆるJ-POP的な展開の曲ではまったくないですね(笑)。

三代:Aメロ、Bメロ、サビみたいな概念がない曲なので。そういうところも含めて実験的だったなと思いますね。

大和:あとはMichael Jacksonだったりとか、ブラック・ミュージック的な感じも入れたくて。レコーディングのときにいつも言ってたのは、BOYZ Ⅱ MEN(笑)。後半に入っているコーラスは、"BOYZ Ⅱ MENみたいなソウルフルなコーラスにして"って言ってたんですよ。

-それは意外なところでした。

吾龍:Michael Jacksonとか80年代のブラック・ミュージックは昔から好きだったんですけど、それをアウトプットする機会は今までなかったので。

大和:いや、難しいよ。

吾龍:でもやれって言うし(笑)。そういうエッセンスをどんどん入れていって、純日本人が作る味もまた面白いかなっていう。

-また、先ほどのミクスチャーの話では、「Against All Odds」がまさにそうで、かなりドライヴ感があっていいですね。

大和:前作の「Anthem of Mavericks」は、LIMP BIZKITとか洋楽っぽいミクスチャーのイメージだったんですけど、今回は、日本のミクスチャー・バンドっぽい感じにしたかったんだよね。

吾龍:YKZとかDragon Ashとか、それこそ僕らが中高生のときに聴いていたような、衝撃を受けたバンドのあの感じを、今このバンドでやったらどうなるかなっていうワクワク感があって。そこにDOPEDOWNの色を乗っけて、どれくらいかっこよくなるかなっていうのは意識しましたね。

大和:あれは、最初のコーラス部分だけがあったんだよね。飲み会とかでいつも、"Ride on, Ride on"って言ってて。

雄坪:はははは(笑)。

大和:"これを曲にしようぜ"ってやっていたんですよ。あれを言ってたのは恵大か。

恵大:俺だね(笑)。ふざけていただけだったから、まさかこんなにかっこよくなるとは思わなかったけど。

吾龍:スタジオに入って、なんとなくジャムってできたんですよね。

-ジャムって作ることも多いんですか?

吾龍:この曲が初めてっていうか――

三代:特殊なパターンだったよね。結局、なんとなくジャムってインスピレーションを受けて。その雰囲気を持ち帰って、デモが上がってくるみたいな感じで。

大和:ジャムったけど、何も録ってなかったから雰囲気だけで、セッションの内容はまったく覚えてなかった(笑)。普段は基本的に、アレンジまで全部終わったデモをポンと渡して、それをメンバーで合わせて詰めていくような作り方なんですけど。