INTERVIEW
SLEEPING WITH SIRENS
2017.10.05UPDATE
2017年10月号掲載
Member:Nick Martin(Gt)
Interviewer:鈴木 美穂
-一方、ヘヴィでクールなサウンドの「Cheers」のミュージック・ビデオでは、メンバーがすごく楽しそうにパーティーしている様子が見られますが、この曲についても教えて下さい。
俺たちがニューヨークで書いた曲だよ。すごく楽しいパーティー・ソングになったから、それをビデオでも表現したかったんだ。友人たちと楽しい時間を過ごして、世界のてっぺんにいるような最高の気分になってるっていう曲だよ。
-ビデオでは、カラオケのシーンが特に楽しそうでしたが。
うん、あれは本当にカラオケしてたんだよ。午前3時までニューヨークで撮影してて、俺たちは疲れきってたんだけど、監督が"あと1ヶ所、行きたい場所がある。カラオケバーだよ。酒も用意するから楽しんでくれ"って。それで"わかったよ"ってカラオケバーに行ったんだ。でも「Cheers」を大音量で歌い始めたら、ものすごく楽しくなってさ。大声で歌って踊って、本当に楽しかった。
-アルバムには素敵なバラードもいくつも入っていますね。「I Need To Know」のギターの旋律がすごく好きなんですが、この曲はどうやって作曲したんですか?
その曲は、今のところ俺が一番好きな曲かも。ロサンゼルスでレコーディングしていたときに、Kellinとこの曲のデモを作ったんだ。そのデモを聴いて、Kellinの声がすごくリアルで心に響いて、涙が出ちゃったんだよ。そのあとでこの曲のギター・パートをレコーディングしたんだけど、それがこのアルバムで、一番苦労したことのひとつだったんだ。プロデューサーのDavidは、細部にこだわる人で、俺たちに完璧な演奏を求めるんだ。だから、このギター・パートは、100回ぐらい弾いたと思う。
-100回も!
うん、指がすごく痛かった。でも、Kellinのヴォーカルの感情とマッチさせる必要があったから、大事なことだったんだ。すごく美しい曲になったと思う。大好きだよ。
-「War」も私が気に入った曲のひとつですが、これも非常にダイナミックなロック曲で、このアルバムを締めくくる曲としてぴったりだと感じました。
この曲は、ニュージャージーにいたときに、俺が最初に書いた曲のひとつだったんだ。Kellinが歌詞を書いたんだけど、それは大統領が就任した当日で、俺たちにとっては喜ばしい日じゃなかったから、エモーショナルになってたんだよね。Kellinはそのことについての曲を書きたがって、それで俺がギターのパートを作って、その上にKellinが曲を書いて、数時間で仕上げたんだ。すごく大事な曲になったと思うから、アルバムに収録できて嬉しいよ。歌詞の内容が素晴らしくて、ヴォーカルに宿る感情が際立ってると思う。
-この新作からの曲を早く日本でも披露してほしいです。2015年の初来日では、何が一番思い出に残っていますか?
すごくクレイジーに盛り上がったショーだったよ。ONE OK ROCKのオーディエンスは本当に熱狂的で、非現実的な体験だった。また日本に戻って、もっとショーをやりたい。心の準備はできてるから、日本でショーをやるのが本当に楽しみだよ。
-ONE OK ROCKの音楽は、どう思いましたか?
彼らのショーを観た瞬間に、俺は大ファンになったんだ。彼らは本当に素晴らしいバンドで、素晴らしい音楽をやってると思う。そのうえ、素晴らしい人たちなんだよ。だから、彼らともっとショーをやれたらいいなと思ってるよ。
-ところでWikipediaに、あなたは寿司好きだと書いてあったんですが、本当ですか?
寿司は大好物だよ。一生、毎日食べ続けたいぐらいね。ジョークじゃないよ。それもあって、また日本に行く日が楽しみで仕方ないんだ。毎日、寿司が食べられるから
-(笑)最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。
SLEEPING WITH SIRENSを応援してくれて、アルバムを聴いてくれて、本当にありがとう。俺たちは、みんなのことが大好きだよ。『Gossip』を聴いて、楽しんでくれることを願ってるよ。それから、できるだけ早くまた日本に行って、みんなの前でプレイできることも願ってる。そのときが来たら、一緒にロックしよう!