MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

THE ROSEBUD MOUTH

2016.11.09UPDATE

2016年11月号掲載

THE ROSEBUD MOUTH

Member:SEKU(Vo) TAKA(Gt) GAN(Gt)

Interviewer:今谷 重治

-2012年にSEKUさんを中心にバンドを立ち上げておりますが、もともとあった理想は?

SEKU:"ロックンロール・バンドやりたい!! ロック・スターになる!"って。それだけっす!

-激アツですね(笑)。

SEKU:AC/DCとかAEROSMITHみたいな、70年代とか80年代の血が入ってるストレートなロックンロール・バンドらしい奴らが、ロックンロール・バンドらしいサウンドで、ロックンロールをしてるっていう、バカみたいに真っ向勝負なロックンロール・バンドを作りたい! って。そういう思いだけで結成しました。

-こういうバンドになりたい! っていう目標はありましたか?

SEKU:好きなバンドはたくさんいるんすけど、やっぱり自分が思い描いてるイメージのロック・スターとかロック・バンドっていないから、それを自分で創りたいっていう思いがあります。なので、"このバンドが一番の目標!"っていうのはないですね。THE ROSEBUD MOUTHで自分の理想を創り上げる! って感じなんで。

-SEKUさんが影響を受けてきた音楽について教えてください。

SEKU:AC/DCとRAMONESがすごく大好きなんです。あと、日本のロックもすごく好きで、RCサクセションとか永ちゃん(矢沢永吉)のキャロルとかに影響受けてます。

-TAKAさんとは運命的な出会いだったそうですが、当時のエピソードを教えてください。

SEKU:以前は4人編成でやってたんですけど、それがポシャッて。メンバーがほぼ俺ひとりになったとき、今度は5人編成のバンドで自分の理想を徹底的に追おうと思ってギターを探しまくって、40人くらいのギタリストとスタジオに入ったんですよ。(TAKAは)その中のひとりで、会って音を聴いた瞬間に"こいつだ!"と思って。その日のうちに"ぜってー入れ!"って加入が決定しました。

TAKA:そのとき僕もロック・バンドを組みたくて(入るバンドを)探してたんです。さっき彼が言った(THE ROSEBUD MOUTHが)4人編成のときのプロモーション・ビデオを見たときに、自分の中のアンテナに引っ掛かるものがあって。で、コンタクトをとって、スタジオにふたりだけで入ったんですけど。通じるものがあるかもと思ってたら、スタジオ後すぐに加入が決まりました(笑)。ギターが決まらなくて相当困ってるんだなこの人は、みたいな(笑)。

-どういうフレーズを聴いて"これだ!"と思ったんですか?

SEKU:スタジオのロビーにいるTAKAさんを見て、"ぜってーこいつだ!"と思いましたね。すごく雰囲気があったし、(ギターを)爪弾く姿だけでもう"あ、今日は当たりのスタジオだ"と思ったんですよ。ほんとに40人くらいと(スタジオに)入ってると、"今日はもう個人練だな"って思う奴が大半だったんで(笑)。で、彼はエピフォンのレスポールを使ってるんですよ。普通はギブソンじゃないですか? それで"エピフォンなんすね!"って言ったら、高校生のときに頑張ってバイトして貯めた金で初めて買ったギターで(9万円)、それをずっと使ってるっていう話を聞いて。俺、そういう奴大好きなんですよ(笑)。

-そして現在のラインナップに落ち着くまでもメンバー・チェンジが多く、そういった点での苦労も多かったと思いますが。その中で今年5月に加入したGANさんは現在20歳ということで、このメンバーの中ではかなり若いですが、どのようにして加入が決まったのでしょうか?

SEKU:TAKAさんと出会って最初の5人編成になって、そこから1年くらいその編成でやってたんですけど、もうひとりのギターが抜けて、またメンバーを探してたときに(GANを)見つけたんですよ。こいつのときも、何人ものギタリストとスタジオに入ったんですけど、もうウンコみたいな奴いっぱいいましたからね(笑)。そのときにこいつがタレサンかけて来て、"嘘だろこいつ20歳じゃねぇよ(笑)!"って思いながら、でもやっぱ雰囲気があったから今日当たりかもって思って。マーシャルでギンギンのレスポールの音出してたし、荒削りだけど可能性に満ち溢れた音で。人間的にも波長が合うというか......だいたいもう直感なんですよね。

-ちなみにTAKAさんとGANさんはそれぞれどのような音楽に影響を受けてきたんですか?

TAKA:10代前半のころはX JAPANとかTHE YELLOW MONKEYとかそういう日本のバンドを聴いてたんですけど、高校生くらいになると洋楽を聴いてる人たちが周りにちらほら出てきて、そのとき薦められたバンドの中で一番ツボだったのがAEROSMITHで。未だに一番好きですね。あとはEric Claptonや、ブルースのフィーリングを持ってるロック・バンドがわりと好きでずっと聴いてたんです。そこからいったんロックから方向が変わって、20歳過ぎたくらいのころはしばらくジャズとかファンクとか、セッション・ミュージックみたいな方にいったんです。George Bensonや、Larry Carltonとかのフュージョンの大御所みたいな人も聴いてたんですけど、ある日"俺はこういうギタリストになりたいのかな?"と自問自答してて、そのときに友達にロック・イベントに誘ってもらったんです。で、そのライヴをきっかけに、"やっぱ俺はロック・バンドをやりたい! デカい音出したい!"って思って現在に至ります。

GAN:僕はあまり音楽を聴かない人間だったんですよ。"けいおん!"ってアニメあるじゃないですか? あれを観て、"あ、ギターって面白そうだな"ってギターを始めて。

SEKU:お前、そこなの(笑)!? びっくりした! お前、こんな落ち着いてるくせに、やっぱ平成なんだな(笑)!

GAN:で、Jimmy Pageとかの3大ギタリストを聴いて、1回ハード・ロックの方に行ったんですよ。DEEP PURPLEとかMR.BIGとか。でも、俺はごちゃごちゃしたことできねぇなと思って。それが切り替わったのがAC/DCを聴いてからですね。最初は避けてたんですけど、聴いてみたら単純でストレートなのにこんなにカッコいいんだ! って思えて。そこからGUNS N' ROSES、AEROSMITH、ZZ TOPとか、そういうロックンロール寄りの音楽に行って、ブルースとかも聴いて。最初はギンギンだったけど、どんどん泥臭いところに入っていきましたね。