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INTERVIEW

THE ROSEBUD MOUTH

2016.11.09UPDATE

2016年11月号掲載

THE ROSEBUD MOUTH

Member:SEKU(Vo) TAKA(Gt) GAN(Gt)

Interviewer:今谷 重治

-(笑)ちなみに「Rock'N'Roll Chauffeur」のMVを制作されていますね。アグレッシヴなパフォーマンスでライヴはきっと楽しいだろうなと思わせる作りですが、制作時のエピソードがあれば教えてください。

SEKU:撮影が決まるちょっと前にもうひとりのギターが抜けると言い出して。そのMVに映ってる下手側のギターは友達がヘルプで弾いてくれてるんですよ。もうバタバタとしか言いようがなかった(笑)。

TAKA:撮影の当日が台風直撃の日で(笑)。メンバーの中に台風呼ぶ奴が絶対いましたね。

SEKU:編集も大変で、3ヶ月ぐらいかかりました。どんなシーンも絶対に自分でチェックしないと嫌だから、誰かにすべてを任せるってことができないんですよ。

-Track.4「雨ニモマケズ」は今作を締めくくる名バラードに仕上がっています。

SEKU:名曲でしょ? これは俺が21とか22歳くらいのときに書いた曲なんですけど、そのときに自分自身のことでいろいろあって、すごく思い入れが強いというか。そんなときに大好きな(忌野)清志郎さんが亡くなったんですよ(※2009年)。なので歌詞の一節に清志郎さんへのオマージュを入れてるんです。ライヴでは感情移入しすぎちゃって、"イエー! ロックンロール!"ってなノリのいつもの俺に戻せなくなっちゃうんですよ(笑)。なのであんまりライヴではやりたくなくて、でも大切な曲だから、ライヴでやらないからこそ音源で出そうと思って。これはもう本当に日本語で素直に届けるっていう......自分に宛てて歌ってます。いい曲なんですよ本当に。音楽的にも俺のルーツであるロックンロール、パンク、ハード・ロック、カントリー、三多摩ロックとか全部の要素が入ってて。ギター・ソロとか、神ソロじゃないですか?

-神ソロっす(笑)。

SEKU:絶対これは聴いてほしい。「Rock And Roll, Get Your Soul!」はアンセムなんすけど、俺の中ではこの曲もアンセムで。「Rock And Roll, Get Your Soul!」は男の子って感じで、「雨ニモマケズ」は女の子って感じで、一生大切にしたい曲です。

-この作品がリリースされて、バンドが次に目指すところはどこでしょうか?

SEKU:バンド的には、まずはワンマンですね。本当はね、ロック・スターになって自宅にスタジオ構えて、ロス行く? みたいな感じにいきたいんですけど(笑)、さすがにそれはまだまだ非現実すぎて逆に燃えない。大志は常に持ってますけどね。それから、古き良きロックの血を受け継いでる若いバンドたちを集めて"TOKYO GUITAR FIGHT"というイベントを主催してまして、力を入れています。来年3月にそのVol.3をやる予定なんですけど、そのイベントでは"目指せO-EAST"を掲げてるんです。なので、バンドではワンマン、イベントではO-EASTですね。

-今後共演してみたいバンドはいますか?

SEKU:リアルなとこですか(笑)? 俺はリアルなとこ少年ナイフですね。大好きだしリスペクトしてて、少年ナイフのファンとか絶対俺らのこと好きになってくれるんじゃないかなって自信もあります。一緒にやってみたいですよ。

GAN:まだ先の話ですけど、外タレの前座ですね。

SEKU:外タレの前座いいね!

GAN:日本にもこんなにかっけぇロックやってる奴がいるんだぞって、海外に目を向けてる人たちに見せたいです。

-具体的に言うとどのバンドですか?

SEKU:BUCKCHERRYとかいいじゃん! 前座で使ってくれそうだな。意外とワンチャンスあれば行けそうな気がする。超個人的にはTom Keifer(CINDERELLA)の前座やりて~(笑)!

-(笑)最後になりますが、ぜひ激ロックの読者にメッセージをお願いします。

SEKU:まるで流行ってないようなジャンルなんですよ俺ら、世の中的に言うとね。売れ線じゃないなんてことは百も承知。でも俺は、絶対にロック・スターしか目指さない。誰に何を言われようがね。俺らは素直に大好きなロックンロールをする。いかにも奇をてらったような感じのわけわからん個性派ロックは下北のお兄ちゃんたちに任せる。俺らはロックンロールをする。ロックンロールだけをする。聴いてください。とにかく聴いてください。聴きゃわかる。以上! ロックンロール!!!