MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

MEMPHIS MAY FIRE

2016.11.30UPDATE

2016年12月号掲載

MEMPHIS MAY FIRE

メンバー:Matty Mullins(Vo)

-この曲のミュージック・ビデオもとっても楽しませていただきました。メイキングを観たら、Danny Worsnop(ASKING ALEXANDRIA/WE ARE HARLOT)があのビデオのために坊主にするシーンがありましたけど、あれはもともと予定にあったことだったんですか? それとも彼の思いつき?

(笑)あれはDannyの思いつきなんだよ。彼を撮影に招いたところ、"もっと悪役っぽく見えるように頭を剃りたいんだけど"って言うもんだから、"いいよ、やろうぜ!"って現場で剃ったんだけど、相当面白かったよ。あのビデオの撮影は、ロケーション含めてこれまでにないくらいとてもプロフェッショナルな環境でできたんだ。それにDannyとJacobyが同じ部屋にいたっていうのはマジカルだったね。

-それからJacobyが、"Alternative Press Music Awards"であなたと共演したときと同じタンクトップのまま拉致されていますよね。

それもこのビデオが成功した要因のひとつだと思っているんだけど、Jacobyが"よりリアルな感じを出すためにAPMAと同じTシャツ持ってきたぜ"ってスタジオにやってきたから、素晴らしい! って思ったよ。全員がそこにいて、最高のビデオを作るためにそれぞれが110パーセントの努力をしてくれたんだ。

-ぜひ続編を作ってほしいですね。

実はあのビデオを作ったとき、(ストーリー的に)僕は無罪だったから、Dannyに罪があることを世間が探し出すのか......という、最後までのストーリーがわからなかったんだ。続編に関しては本当にたくさんのリクエストをもらっていて、僕らもそれを望んでいる。でもどの曲が続編に使われるのか、などの問題はいろいろあってね。まだはっきりと答えられる段階ではないかな。

-楽曲でコラボレーションしているJacobyがビデオに出演しているのは納得できるのですが、なぜDannyが、しかも悪役として出演しているんですか?

彼ならこの役を見事に演じてくれると思ったんだよ。知ってのとおり、Dannyは悪役とは正反対でとっても優しい性格なんだけど、彼なら悪役になりきってくれるだろうってね。撮影が終わったあと、"Dannyが最高の仕事をしてくれた"ってみんなで話してたんだ。彼がタイミングよくLAにいたっていうのも幸運だったよ。

-個人的には2016年のベスト・ミュージック・ビデオだと思います。

ありがとう! 僕は少し偏見があるけど、その意見には同意せざるをえないね(爆笑)。

-今作ラストのTrack.13「Live It Well」はとても美しい曲ですが、最後のメッセージも印象に残りました。あれはどなたの声で、どこからの引用なんですか?

実はあの声は僕の父親なんだ。あの曲をレコーディングしていたとき、自分の身体から一歩抜け出して自身の人生を省みるような感じがして、とても感情的になっていたんだよね。この曲のリリックを書いているときに父親に電話をかけて聞いたんだ、"お父さんの人生で最も大切なことは何?"って。そしたら、"他人を愛することだよ。そうすればお前も人から愛されるようになる"って言われたんだ。すごくシンプルだけど、深いよね。本当に多くの人が憎しみ合っているけど、それって単純に自分自身のことを愛していないからじゃないかって、僕らの他人への接し方がそのまま自分に返ってきているんじゃないかって思うんだ。自分自身を愛することから得られるものもあるし、それが幸せの在り方であり、他人を愛することに繋がるんじゃないかな。人種や性別で分け隔てることなく平等に愛することが人生においてもっとも重要なことだと思う。だからその言葉を最後に置くことで、曲がよりパワフルになると思ったんだ。

-あなたの素晴らしい人柄はお父様からのギフトなんですね。

わぉ! そんなふうに言ってくれるなんて光栄だよ。父親にも伝えるね。

-アートワークには穴の向こうに美しい光が差しています。私は明るい未来を指す光だと受け取りましたが、あなたにとっては?

それが君にとって明るい未来なら素晴らしいことだよ。僕は人それぞれで違う意味を感じ取ってほしいんだ。アルバム全体を通すと、最初の曲から最後の曲にかけてダーク・サイドからブライト・サイドへ、次第に希望が溢れてくる。僕にとってあのアートワークは、希望もなくて光も出口も見えないトンネルから、どんどん明るくなっていく旅の過程のようなものなんだ。でもそれはあくまで僕の意見だから、みんなが違った感性で感じ取って僕らの音楽をそれぞれ違った形で楽しんでほしいし、それぞれで違った意味の光を見いだしてもらっていいんだ。