INTERVIEW
SABANNAMAN
2016.04.08UPDATE
2016年04月号掲載
Member:與那城 直記(Dr) 糸数 航平(Ba) 吉田 涼(Vo) 上田 雄(Gt)
Interviewer:荒金 良介
-今作はトータルでどんな内容にしたいと思っていましたか? 聴いた感想としては、攻め攻めのシングルでバンドの今の勢いが伝わってくるなと感じました。
吉田:SABANNAMANらしいものを作りたいとは考えてましたね。
上田:今回も前作同様、自分たちの全力を詰め込むという意識だったので、今作は何も考えずに今の自分たちがかっこいいと思える曲を作った結果だと思います。
與那城:"3曲の手札だけでSABANNAMANらしさをどう表わそうか"という話になって、勢いやアイディアなどたくさん詰め込みました。
糸数:攻め攻めの勢いも伝えたかったですし、トータルとしては前作のツアーを終えて成長しているということも伝えたいです。
-デビュー作ではプロデューサーを立てていましたよね? 今回は?
糸数:前回と違ってレコーディングの流れは把握できていたので、自分たちの意志だけで作り上げてみるということが課題でした。
上田:挑戦したいという気持ちも大きくありました。
吉田:シングルだし自分たちだけでやってみようかなって感じで決めました。
-今回は3曲入りの音源なので、1曲ずつ話を訊かせてください。まず「Jesus My Teacher」ですが、音がシャープになったなと感じました。音の分離が良くなっているのか、各楽器の演奏も立体的になっているし、クリアに聞こえます。何かサウンド面で意識したことはありましたか?
上田:とにかく、ギターはジャキジャキな音で録りたいなと思ってトレブリーな音作りにしました。細かいニュアンスも出したくてあまり歪ませなかったおかげでクリアな音になってると思います。
糸数:ベースだけに限って言うと、単体でいい音というよりもバンド・サウンドになったときに支えながらも抜ける音を目指して音作りをしました。リアンプ前の音作りでは曲を流しながらアンプのセッティングをしました。
-「Jesus My Teacher」の曲のアイディアは、どういうところから生まれてきたんですか?
上田:前からライヴのオープニングSEの代わりにこの曲のイントロ部分をやってたんですが、かっこいいからちゃんと曲にしてみようと思ったのがきっかけです。スタジオで弾いた手癖のリフが元になってできました。
糸数:開放弦のEから壮大でファンキーなリフです。
與那城:"あーして、こーして"と考えながら膨らませました。自分たちらしさを出すのがこだわりだと思います。
-"僕は上に上がりたい。君も上に上がりたい。そんな東京。"という歌詞がありますけど、これにはどんな思いを込めているのでしょうか?
糸数:メンバーみんな上京してバンドを組んでいるので、東京に来るということは何かしら上を目指しているのかなという思いですかね。
吉田:世間には上昇志向な人が多くて僕みたいな人間は大変です......。