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INTERVIEW

EACH OF THE DAYS

2015.12.14UPDATE

2015年12月号掲載

EACH OF THE DAYS

Member:NORIO(Vo) TOTSUotsu(Gt) PHILORPhilorPHILOR(Gt) MAD(Ba) YUTAYutaYUTA(Dr) YOSHIMIYoshimi(Per)

Interviewer:米沢 彰

-動けない中でも、次のためにやっていたことや着々と準備していたことを教えていただけますか?

Yoshimi:もちろん2ndアルバムに向けた制作は続けてましたけど、それ以外では個人イベントを企画したり、EACH OF THE DAYSと繋がりのあるバンドのイベントにDJで参加したりと有効に時間を使いました。

Totsu:レコーディングであったりエンジニアの技術を習得したり、楽曲を提供したり音に関して追求していましたね。

NORIO:音を聴きすぎて難聴になっちゃったけど(笑)。

Yoshimi:シーサーみたいなマスクを被ってました。

一同:(爆笑)

NORIO:本当に悪かった(笑)!

-"Rebel City=反逆の街"というタイトルからはここから反攻をスタートするという気概を感じますね。タイトルを決めた経緯を教えてください。

NORIO:今作の10曲それぞれ、街の中に存在している生き物、場所をイメージしています。その生き物や場所がこの反逆の街そのものであり、命を宿していて、このタイトルはアルバムを構成する曲が10曲でひとつであるということ、そのひとつひとつの歌詞、歌がこの4年間を経た"意志のある曲"であることを表現しています。この4年間に匹敵する経験を経てできたアルバムはなかなか他にないんじゃないかな(笑)。苦境に立たされたときにできたものだから濃いと思います。そしてネガティヴからポジティヴを作り出すエネルギーを感じて欲しいです。

-リリースに先立ってスタートしたツアーのタイトルも"宣戦布告ツアー2015"ということでバンドの意気込みと前のめりの姿勢がすごく伝わってきます。このツアー・タイトルも挑戦的ですが、そこに込めた意図やタイトルを決めた経緯を教えてください。

NORIO:小杉さんとミーディングしていく中で、4年ぶりのアルバム発売も決定して、まずはこれまで待っててくれたお客さんに向けて先行ツアーをやろうと。いつもツアーやイベントは英語タイトルなんですけど、今回はわかりやすく日本語にしてこのツアーへの意気込み、勢いを重視したかったんです。これからさらに高みを目指して戦っていく思い、そしてその動きを"宣戦布告"という言葉に乗せたのが今回のツアー・タイトルの経緯です。

PHILOR:今の俺らはひと皮もふた皮も剥けているから"これからの逆襲劇を見届けろ!"っていう意気込みですね。

MAD:個人的にはEACH OF THE DAYSに入って初の音源リリースの前哨戦として、"これからこのバンドのベーシストとしてやっていくぞ"っていう宣戦布告ですかね。

Yoshimi:マスク取ったけど俺、いるぜ!?って言いたい。

一同:(笑)

-"宣戦布告ツアー2015"を今まさに回っている中での手応えはいかがですか?

Totsu:インタビューが公開されるころにはもうツアーの後半なんですけど、各地に行くと"待っていてくれたな"って雰囲気があって、手応えを感じています。いい笑顔がたくさんありますしね。

YUTA:待っててくれた人たちのエネルギーをビシビシ感じてます。ホットなツアーの真っ最中ですが、新しい仲間がどんどん増えていくのも嬉しいですね。

NORIO:各地での仲間の力を借りながらひとつずつ実になってるツアーだと実感しています。今回はツアーを何ヶ所か一緒に回るバンドも結構いて、繋がりがグッと深くなるのもツアーの醍醐味ですね。お客さんだけじゃなく、バンドやライヴハウスのスタッフともたくさん話をする機会を設けてて。このツアーはこれまで以上に深く付き合っていこうという場でもありますね。大切なものはいつも近くにある。それを大事にしたいと思います。

-アルバムのオープニングとなるTrack.1「Open The Hell's Gate」は王道メタルコア的なギター・リフでグイグイ引っ張るタイプの構成で、復活を宣言するのにぴったりだと感じました。この曲はどういった流れで作られたのでしょうか? また、復活を意識して作られたトラックですか?

PHILOR:アルバムの1曲目に相応しい曲として書いているのと、バンドとしての広がりをイメージして作っていますね。アルバムのオープニングを飾る曲なので、タイトルからしても復活に相応しい曲になったと思います。

NORIO:どうしてもこのアルバムのオープニングはイントロからインパクトがあって、勢いを感じる曲が欲しかったんです。実は前作のときもそうだったんですけど、1曲目はアルバムの中で1番最後にできる(笑)。今や俺たちの代名詞となった「Scarface」(1stアルバム『Sweet Carrion』収録)もそうなんですよ。最後のギリギリまで研ぎ澄まして作られた自信作です。

-続くTrack.2「The Wolf Of Revenge」もその歌詞の内容から復活を強く意識したトラックに感じられました。リリック・ビデオも公開され、"Do you remember me?"という歌詞がすごく切実で、痛いほどに伝わってくるような気さえしましたが、ご自身ではこのトラックはどういったトラックとして位置づけていますか?

NORIO:この曲は交通事故で活動できなかったときに溜まったフラストレーションをすべて吐き出しているんですよ。完全に攻撃性を重視して作ってますね。今、回ってるツアーで販売してるシングルにもこの曲が入ってるんですけど、まさに"宣戦布告"、"反撃の狼煙"を上げる意味を込めた曲です。楽曲的にも今までのEACH OF THE DAYSにはあまりなかったリフやミドルテンポを採用していて、それは今回のアルバム全体にも通して言えますが、変化を楽しめるようになったと思います。