－聴く前に想像していたよりもギターの配分が少ないように感じたのですが、これは意図的ですか？

Leda：一応バンドの4分の1なので、曲に必要なければ無理に入れることはないという考えですね。

－Ledaさん自身の目線や考え方が変わってきたということもあるのでしょうか？

Leda：もともとそういう志向ではあったんですけど、周りからの期待で弾かされていたところもあったりして。今回はほとんど人が関わっていないので、自分の思うようにできた、と。これでも増やした方ですね。

－逆にこっちが素というか本来の自分のあるべきバランスなんですか？

Leda：本来だったら全然ギター・ソロはないですね。

－それは意外ですね。他にもデジタル・サウンドを大胆に取り入れたエレクトロ・コア的な手法も、すごくいいところに入ってきて、聴いていて気持ちがいいぐらいでした。このあたりも含めてLedaさんが作っているのでしょうか？

Leda：そうですね。

－かなりデジタルに加工された和風のサウンドも随所であまり目立たないように、でもすごく全体の雰囲気を活かすように導入されていて、上手いやり方だなと感じました。

Leda："Far East"な部分は無理のない程度に。全部和風にするとすぐにネタ切れしますし、要素として入れていますね。音を歪ませていたりとか、音階だけとか、音色だけとかにしています。あからさまに入れるのは最初のシングルのときにやったので、あとは本当に無理のない程度に。みんなのわからないところで、ここだけ和音階になってるとか琉球音階になってるとかも入れていますね。

－実際、4月にEP『DIZAINIZE EP』をリリースしてからの反応や手応えはいかがですか？

Leda：2曲しかなかったので、ライヴが辛かったです（笑）。

一同：（笑）

Leda：最初にもうちょっと出しておけば良かったなって（笑）。

Яyu：ライヴでは2曲だけ盛り上がって（笑）。

一同：（笑）

Leda：なので今回出して、やっとライヴも変わってくるかなと思っていますね。毎回通ってくれるお客さんはよく頑張ってくれたなって思いますね。

Яyu：しかも今までやってきてた曲の中に、アルバムでは違う間奏に変えた曲もあって。

Leda：ライヴからガラっと変えたんで、覚えてきた甲斐がなくなるという（笑）。

一同：（笑）

－その曲は今後ライヴではどうなるのでしょうか？

Leda：終了です（笑）。音源バージョンになりますね（笑）。

Sujk：リセットがワンマンの3日前ですからね（笑）。

Keita：3日で覚えてきてください（笑）。

－バンドとしての活動は今作をリリースし、その直後となる11月14日（土）には渋谷WWWでワンマン・ライヴを行う流れとなっていますが、早くも最初のワンマンはソールドとなっていますね。これはかなり手応えを感じているのではないでしょうか？

Leda：ワンマンはまだ期待値だけだと思うので、そこでちゃんとしたものを見せないと"こいつらダメじゃん"ってなっちゃうなって思っています。

Sujk：今の段階では手応えを感じないようにしています。このワンマンはお客さんの期待があるんだろうなと。そこでちゃんとやらないと次はないと思って、危機感を持って。手応えがあるとしたらその次のときが来たらだと思います。

－ワンマン以降の予定は決まってきていますか？

Leda：正式な決定はまだなのですが、ツアーやライヴをどんどん発表していきたいと思っています。海外の引き合いももしあれば、ぜひ行きたいと思っていますね。

－最後にバンドとしての今後の目標をうかがえますか？

Leda：ようやくフル・アルバムを出せて、自分たちの曲をまとまって聴いてもらえるようになって、MVも公開できて、まだ知らない人にも聴いてもらえるようになって、これから自分たちの道が始まりますが、個人的には人の意見を聞くつもりはないので、誰からも指図されずにやっていきたいと思っています。いろんなところにアピールできる楽曲に仕上がっていると思うので、いろんなところにチャレンジしていきたいなと思っています。