INTERVIEW
ひめキュンフルーツ缶
2015.09.09UPDATE
2015年09月号掲載
Member:岡本 真依 奥村 真友里 河野 穂乃花 菊原 結里亜 谷尾 桜子
Interviewer:荒金 良介
-前作『TEAR DROPS』(2015年4月リリース5thシングル)以来の取材ですね。
岡本:あれからツアーが終わって、バンドとの対バンが増えました。 河野:武者修行みたいな形で、バンドさんが主催するイベントに呼ばれることも多くて。 奥村:モーモールルギャバンさん、ビレッジマンズストアさん、MAMADRIVEさん、コロボックルズさんとか、いろんな人たちと対バンして、いろんなサウンドがあるんだなと思いました。 菊原:MAMADRIVEさんに"6組のバンドで対バンした、ひめキュンはバンドだよ!"と言ってもらえたのが嬉しかったです。 岡本:たくさんかっこよかった!と言ってもらえたしね。 奥村:対バンの方にライヴを観てもらえるのは嬉しいですね。 谷尾:ライヴの仕方もバンドさんはお客さんの空気を見ながらやるから、それも勉強になりますね。バンドによってお客さんとのやりとりも違いますからね。 菊原:あと、セットリストも考えるようになりました。 河野:対バンの客層を考えながら、自分たちでセトリを組んで、最近は考えながらやってます。
-完全にバンドですね。
岡本:それも成長ですね。 河野:"最初に自分たちで組んでみたら?"と言われて。セトリを考えると、ライヴのイメージも作りやすくて。 奥村:自分たちで考えるのは楽しいですね。 谷尾:自分たちで作ったセトリの方がここはこうすれば良かったと思うから、反省しやすいし、次に活かしやすいですね。
-ライヴ後に反省会もするんですか?
岡本:ライヴ終わって、こうすれば良かったねって。 奥村:カチッとしたものじゃないけど、ステージ捌けた瞬間に言わないと、すぐ握手会が始まっちゃうから。興奮覚めやらぬ状態で反省してます。
-そういえば、明日から"ひめキュン5周年記念イベント"も控えてますね。(※取材日:8月26日)
岡本:もう3日前から緊張してるんですよ。だって、5周年ですよ! 節目やん。 谷尾:小学1年生が6年生になるから、この5年間は長いですね。 奥村:入ったときは1年も続くかなと思ってました。こんなに続くと思わなかったし、こんなに本気になるとは思わなくて。 谷尾:ははは、それいつも言ってる。この5人になってから変わったからね。 岡本:まとまり感が出てきたもんね。 菊原:みんなの意識が高まったのはここ1年ですからね。
-そういう意味でも急速な成長ぶりですね。では、今作の楽曲を聴いたときはどんな印象を持ちました?
岡本:難しそうだなと思いました。歌詞はもちろんですけど、曲もひめキュンにないタイプのものが多くて。 菊原:前向きですけど、明るい感じではないし、その表現が難しかったですね。 奥村:「僕がぼくであること」(Track.3)は特に難しかった。
-今作の中ではもっともシンプルな曲調ですよね。
奥村:前作のツアー・ファイナルはこの曲から始まったんですよ。ファイナルだけでも緊張するのに、この曲から始まるからさらに緊張しちゃって。 岡本:そう、ピアノの伴奏だけで歌いました。フロアからも緊張が伝わるし、こっちも緊張マックスだし、大変でした。 菊原:みんな全然声が出てなかったもんね(笑)。 岡本:声がほとんど出なくなって、乾いた声だったけど、絞り出すように歌ったんですよ。それが逆に良かったと言ってもらえて。 菊原:「覚醒ミライ」(Track.1)はファイナルのWアンコールでやったんですよ。"新しい未来に向けて、覚醒していこう!"という意味を込めて。 岡本:最後にCO2の鉄砲銃みたいなものを打ちまくって。 河野:会場が小さいから、真っ白になって、誰も見えなくなって(笑)。