DISC REVIEW
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卓越したライヴ力を持つ数々のバンドを招いての対バンや、地元・愛媛にあるキャパシティ1,000人のひめぎんホール・サブホールをソールド・アウトさせ、大成功を収めるなど快進撃を続ける5人組ご当地アイドルの3rdフル・アルバム。今作では"第2章を打ち出す"ことも目的であったとのことで、作家陣もお馴染みのメンバーに加えて新たな顔ぶれも。音楽面ではラウドに磨きをかけ、重厚な高速ドラムにド派手なシンセが絡む楽曲が増量。その反面、ミディアム・ナンバーのバリエーションも広がった。メンバーの菊原 結里亜が作詞を担当したポップ・ソング「僕のトナリ」、アコギとオルガン的な音色がノスタルジックな「ラララ」、声色を多用したパノラマアフロのカバー、リアレンジされたシングル曲など大ボリュームの内容だ。 沖 さやこ