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INTERVIEW

HIBRIA

2015.07.22UPDATE

2015年08月号掲載

HIBRIA

Member:Iuri Sanson (Vo)

Interviewer:藤崎 実

-日本のリスナー向けに歌詞の要点の解説、またこの曲の歌詞には注目して欲しいという楽曲はありますか?

これは間違いなく「Tightrope」だと思う。歌詞は、やはりつらい毎日を綱渡りの上を歩いているようにどん底に落ちないようにしていることなんだ。日本のファンの好きなギター・プレイをフィーチャーしている。それと「Church」(Track.8)、これはスピード感やハイピッチ・ヴォーカルなど、みんなが好きな要素があるので、ぜひチェックしてみてくれ。

-ニュー・アルバムのアグレッシヴなサウンドは、時にPANTERAに近い印象も受けます。彼らの影響を受けていることは以前に公言されていましたが、ヘヴィなリフやツボを心得ているチョーキングが非常にDimebag Darrellを彷彿とさせるように思いました。プレイ面や方向性的にも意識はされていたのでしょうか?

PANTERAのカバーを"LOUD PARK 12"で演奏したのを覚えているよね。あの曲(「Cowboys From Hell」)を選んだのはDimebagの最もパワフルの曲だから。それと、Renatoの日本デビューでもあり、日本のファンの前で彼のプレイを見てもらいたいと思ったから。今回のアルバムもPANTERAのギターやドラムの影響は強いと思う。曲作りも演奏もやはり彼らの音楽は背後にあると思う。

-日本盤ボーナス・トラックについて教えていただけますか? Stevie Wonderの「Sir Duke」のカバーには驚かされました。しかも、とてもクールなアレンジでした! この楽曲を選んだ理由を教えて下さい。

アルバム制作する前にStevie Wonderの曲を聴いていたんだけど、ボーナス・トラックとして入れたいって強く感じてしまったんだ。日本のみんなにどの楽曲なら合うか、メンバーみんなで意見を言い合った。「Sir Duke」を聴いていたら、あのホーンがあまりにも印象的だったので(※タララ~と歌う)ギターとホーンを合わせたらクールじゃないかとメンバーたちに話して、みんなでヘヴィにしよう!と同意してくれた。Renatoがアレンジし、レコーディングしたんたんだけど、これもいい経験だったよ。Stevie Wonderってヴォーカルも難しいからいい経験になって、勉強にもなってすごく楽しかった。素晴らしいバージョンになったから楽しんでくれると思う。

-最近、注目しているバンドやアーティストはいますか? また、作品に影響を与えたりインスパイアされた映画や小説はありますか?

そうだね、LOUDNESSは大好きでよく聴いているよ。カナダのバンドでUNLEASH THE ARCHERSをすごく注目している。日本ツアーのあとに彼らとUSとカナダをツアーをするんだけど、すごくいいバンドだよ。Distraughtと言う同じブラジルのバンドもすごく注目している。彼らは非常にヘヴィで激しいパワースラッシュメタルでいつも聴いている。もちろんMETALLICAやPANTERAはいつも影響される。

-前回、Abel Camargo (Gt)のインタビューでは、日本のメロディック・デス・メタル・バンド、GYZEを"とてもクールなバンドだ!"と評していました。あのインタビューを読んだGYZEのメンバーは、喜びをTwitterで爆発させていました。あなたたちに憧れ、目標としているアーティストやメタル・キッズは世界中にいます。HIBRIAはメタル・シーンにおいて、すでに重要な存在に成り得ていますが、その実感はありますか?

嬉しいことだよ。ファンのみんなが写真を撮ってくれたり、憧れているって言ってくれると音楽やっていてよかったと思う。特に日本のファンは非常に注目してくれて、いつもメッセージを送ってくれて、メタル大好きって言ってくれる。そんな日本のファンのために来日する時は特別に2時間セットを演奏しようと思っている。ファンとの交流は家族と同じような感覚だと思っているんだ。俺たちの音楽をYoutubeでカバーする人がたくさんいると、感動してしまうよ。感無量だね。

-それはファンには嬉しい情報ですね! さて、そのジャパン・ツアーが9月に決定しましたが、ライヴに向けて意気込みを教えて下さい。またライヴに足を運ぶファンに望むことがありましたら、ぜひこの機会にお伝え下さい。

日本は大好きな国だけど遠くてなかなか行けないから、みんなと楽しむために2時間以上のセットをする予定なんだ。みんな新しいアルバムの歌詞を覚えて、一緒に歌って欲しいのと、ヘッドバンギングして欲しいね! それよりもバンドのみんなが楽しみすぎて日本の話を毎日しているよ(笑)! 日本のあとは11月にUS・カナダのツアーがある。それからブラジルでもツアーやショーをやるので今年一杯はずっとライヴやっていることになるね。

-今後のバンドとしての活動やツアー以外のプランはありますか?

バンドとしてのプランだけで今年が終わると思うんだけど、できるだけその中でまた曲作りやクリエイティヴなことができればいいなと思っている。自分たちの音楽で世界を、いや、ブラジルを住みやすいところにしたいと常に思っているので、当分は頑張って音楽をやりたいね。

-最後に、HIBRIAのライヴを楽しみにしている日本のファンと激ロック読者にメッセージをお願いします。

日本のみんなのために、自分たちの名曲を組み込んだ長いセット・リストを考えているので準備して待っていてくれ!