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INTERVIEW

SLEEPING WITH SIRENS

2015.04.20UPDATE

2015年04月号掲載

SLEEPING WITH SIRENS

Member:Kellin Quinn (Vo)

Interviewer:米沢 彰

-普遍的なロックとポスト・ハードコアのモダンな音楽性をミックスした音楽性が身上でしたが、よりロック色が強まってきたように感じます。ファン・ベースの拡大と音楽性の変化の間には密接な関係があるのではないかと思いますが、ご自身ではどのように捉えていますか? あるいはどのような意図を持って変化を生み出していますか?

自分たちは常に進化していると思っている。このバンドは様々なジャンルやスタイルに取り組むことができるし、僕自身もいろんなことに挑戦したり、実験するのが好きなんだ。僕たちはひとつのサウンドでひとつのスタイルしかできないようなバンドではなく、いつも変化を追求しながら、面白いものに目を向ける。でも何をやっても自分たちは正直に取り組んでいて、偽物とか作り物ではないことはたしかだからそれをファンも理解してファンになってくれていると思うんだ。

-バンドのサウンドを語るうえであなたのハイトーン・ヴォイスは避けて通れないですね。あの音域にはどうやってたどり着いたのでしょうか? 秘密など知っていたら教えてください。

秘密も何もなくて、なんか自然と出ているんだよね(笑)。

-今作はもちろん、これまでのトラックも含めて、"ヴォーカル・ワークをどうやって活かすか"が各楽曲の構成の根本にものすごく影響しているように感じていましたが、実際のところはいかがですか?

今回はヴォーカル・ワークにとても自信があって満足しているんだ。俺の場合、ヴォーカルについてひとつのパターンというのはないんだ。時々頭にメロディが浮かんでいてそれを曲作りのときにみんなに話したりするけど、普段はでき上がったトラックをじっくり聴きこんで、自分のものにしてから、自然と浮かんでくるヴォーカルのアイディアをメロディにしていく。だから、あまりハイトーンとか意識したことはないな。

-デビューから5年目となりましたが、すでにこの間に数多くの世界的なフェスやツアーに参加されていますが、このレベルのパフォーマンスを維持していくのは大変なのではないでしょうか?

実はね、あまり自分たちは変わってないと思うよ。ただ、最近は一緒に写真を撮ってくれって言われることが多くなっただけで、5年前と気持ち的にはあまり変わってないし、メンバーもみんな堅実なんだ。パフォーマンスはいつも150%以上注ぎ込むようにしているし、自分たちがやりたかったことだから、本当に光栄だよ。最近は写真写りが良くなるためにいろいろ顔の表情の研究をして、瞬間的にフォトジェニックになる方法を見つけようとしている(笑)。今まで通り俺たちは控えめだし、感謝しているし、いい反響があることに対して感謝しているけど、あまりその部分にこだわったりしてない。

-ONE OK ROCKのアルバム『35xxxv』の中で「Paper Planes」にフィーチャリングで参加されていましたね。これはどういった経緯で実現したのでしょうか?

ONE OK ROCKもJohn Feldmannにプロデュースしてもらっていたから、Johnの方から"彼らとコラボレーションしないか"って聞かれたんだ。Johnによると、Taka(Vo)がSLEEPING WITH SIRENSが好きらしくて、一緒に何かやりたいって頼んだんだって。「Paper Planes」って曲が送られてきて、それを耳にしたとき、カッコいいし、サウンドもユニークだと思って快く引き受けた。俺がフィーチャーされている曲をやるからには、普段やっているような音楽と違うサウンドがいいと思うからよかったよ。

-あなた方から見たONE OK ROCKの印象はいかがですか? 昨年の"Warped Tour"では日程が合わずに直接ライヴを観れてはいないと思いますが。

そうなんだよね、僕たちが参戦する前に彼らが終わっていたので実際生で観ることができなかったけど、YouTubeで数えきれないほどONE OK ROCKのライヴ映像やミュージック・ビデオを見ているから、よく知っているよ(笑)。

-最後に、日本のファンへのメッセージをお願い致します。

僕たちの音楽を聴いてくれてありがとう! アルバム『Madness』を買ってくれてありがとう! 日本のファンが大好きだから早く会いたいよ。待っててね。ありがとう。