－過去にGARLIC BOYSの「あんた飛ばしすぎ」をカバーしたり、また、バンドと対バンする機会も多いそうですが、どのへんのバンドと？

岡本：四星球さん。

河野：ザ50回転ズさん、THE イナズマ戦隊さん、ねごとさん、ドラマチックアラスカさん。

菊原：Gacharic Spinさん。

河野：忘れらんねえよさん、今度テスラは泣かない。さんと対バンします。

－見事にジャンルはバラバラですね。対バン経験で得たものは？

奥村：アイドル・ファンじゃない人たちもひめキュンのライヴで盛り上がってくれるんですよ。

岡本：ライヴ後の握手会にも来てくれて、"すごく楽しかった。こんなライヴだとは思わなかった！"とよく言われます（笑）。

谷尾：あと、アイドルは自分らしさやかわいらしさをアピールすることが多いけど。バンドさんは空気を自分たちでどう作るのかを考えてるので、参考になります。私たちが主催してる"激突"というイベントでは、私たちがあとに出るから、最初に出るバンドのライヴを観て、自分たちの気持ちも高まってアドレナリンが出るんですよ。"すごくいいライヴしてるけど、私たちはもっといいライヴをするぞ！"って。

－完全にバンドマンの発言です。

谷尾：はははは。かわいらしさをアピールするわけじゃないから、バンドさんやフェスに出たときに学ぶことが多いですね。

河野：バンドさんは曲を届けることに重きを置いてるから、そっちの方がひめキュンには合ってます。

谷尾：私たちは歌とダンスを使って、曲を届けるという感じですね。

河野："曲がいいでしょ？"と思って、ライヴをやってますからね。

菊原：ひめキュンは対バンのときはバック・バンドもつけるんですよ。イベントを重ねるうちに、みんなも声に勢いが出てきたし、バンドさんと対バンしても違和感がないのはひめキュンだけじゃないかな。ライヴを観る人にも衝撃を与えられてると思います。

－今はバンドとアイドルが対バンするイベントも増えてますよね。

谷尾："その中でも1番！"という自信はあります。

全員：ははははは。

－自分たちで思うひめキュンの武器と言うと？

谷尾：会場を巻き込む熱いライヴと駆け抜ける疾走感は誰にも負けません。ファンの人もライヴ後はすごく疲れてるんですよ。汗だくになってますからね（笑）。

岡本："ああ、楽しかったよ！"って。

河野：ファンの人でライヴ後に3キロ痩せたって。

菊原：3キロってすごいね。ひめキュン・ダイエットだ！

－（笑）今作の話に移りたいんですが、今年からずっとツアーをしてますよね。その合間に録音したんですか？

谷尾：そうです。2、3週間前に制作に入りました。相当つらかったです。ライヴ後に練習しないといけないし、ツアーにも集中しなきゃいけないんで大変でした。

奥村：ライヴ後にレコーディングすることもありましたからね。