－じゃあ、思い出作りみたいな？

谷尾：そんな感じです（笑）。本気のつもりやったけど、県外にも出てないから、他のこともわからなくて。

河野：自己流やもんね。

岡本：今考えたら、"そうだったんだ！"って。

菊原：それからリーダーやメイン・ヴォーカルだったり、中心メンバーが辞めたんですよ。"ヤバイ！"と思って。

奥村：それからみんなで一致団結して、意識は変わりましたね。

－何が1番変わりました？

谷尾：ライヴに対する真剣さですかね。みんなでカラオケ・ルームで話し合ったよね？ "こういうライヴをしたい"って。

奥村：動画サイトに上がってる自分たちのライヴを観て、"これゆるすぎない？"って。客観的に見たこともなかったので、ショックを受けて。

谷尾："もっと頑張らないといかんね"って。

菊原：振り付けの先生も替わって、振りやステップも多くなったんですよ。当時の自分たちからすると、すごく難しくて。曲もそれぐらいから変わり始めて、（岡本）真依だけじゃなく、メンバーみんなにパートも設けられるようになって。自分も前に出る機会があると思ったときに、ちゃんとしなきゃと考えるようになりました。

岡本：そのころから関わる大人も増えて、県外に出ることも多くなり、自分たちに対する物足りなさをずっと感じてました。それで自分たちなりにレッスンをめちゃくちゃしました。

－えっ、自主トレーニングですか？

岡本：先生も忙しいので、自分たちなりにレッスンしようと。5人になると、ライヴのフォーメーションも変わるし、ステージも広く使えるから、大きく踊ろうみたいな。

谷尾：踊りを合わせたりしてね。

－プロデューサーの支持はないんですか？

奥村：事務所からあまり言われることもなく、自分たちでやることが多いですね。

谷尾：ダンスのプロはダンスの先生ひとりしかいないので、社長も自分たちでやれって。

岡本：歌はわかるけど、ダンスはわからんって。

－ダンスは自分たちの中から出てきたものがほとんどですか？

奥村：はい、自己流ですね。

岡本：取材の受け方やコメント取りも自己流って言われます（笑）。でもどれが普通なのかわからなくて。

－ダンスは他のアイドルの踊りを見て勉強したり？

河野：見ても全然違うから、参考にならない。

岡本：ははははは。

河野：楽しそうだなと思うくらいですね。

奥村：ダンスは自分たちで録った動画しか見ないですね。

岡本：あと、先生がダンスしてる動画を見るのが1番勉強になります。