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INTERVIEW

BEFORE MY LIFE FAILS

2014.11.05UPDATE

2014年11月号掲載

BEFORE MY LIFE FAILS

Member:Matsuno (Vo) Shinji (Gt) Boo (Gt) Tsutomu (Ba) Nobu (Dr)

Interviewer:米沢 彰

-また、共同プロデューサーにDaihei YamanakaさんのほかにKazunori Kawasakiさんという名前がありますが、どういった経緯で共同プロデュースとなったのですか?

S:今までのBMLFをぶっ壊すという意味でも違ったアプローチや意見が必要と感じていたので今回、初めて共同プロデューサーという形で第三者に制作の過程で協力してもらいました。特にメロディの部分でいろいろ勉強させてもらいました。制作を行っていく過程で、そういう第三者の意見や知識はとても貴重で、確実に楽曲がよくなっていくことが感じられて、今まで以上の手応えがありましたね。

-この体制での制作はいかがでしたか?

S:山中さんに関しては普段通りといえば普段通りですが、レコーディングの前段階、プリプロから協力をしてもらって、曲構成やさらにはバンド内のことでもアドバイスをもらえて。レコーディングエンジニアとしてはもちろんですけど、先輩というかアニキというかおちゃらけてるあんちゃんというか。そういった部分でも力になってもらいました。ほんと深夜までやってもらうことも多々ありまして、深夜帯は俺はほとんど寝てたんですが。ATTIC STUDIOのソファーがだいぶ俺にフィットしてきたなと(笑)。

M:山中さんは本当にバンド始めてからずっと、かれこれ7年くらいの関係ですが、月日を重ねる毎に深みが増していくといいますか、バイタリティ全開といいますか、シュワちゃんのモノマネで爆笑しながらヴォーカル・レックするなどアクロバティックすぎましたね。特に今回はこれまでにないグルーヴでレックを進めることができたので腹筋痛すぎました。

S:川崎さんに関しては経験豊富なかたなので、別のアプローチで僕らにない部分を補ってくださり、実際に楽曲の面でそういう要素がちりばめられていると思います。キャッチーさという部分で特にそれが現れていると思います。実際会ってみて、俺の思っているイメージと違ったていうとこが第一印象ですが。2日ほど山中さん、川崎さんを含めて制作する時間を組んでもらったのですが、最後みんなで長渕剛を歌って終わるといういい時間を過ごせました。長渕さんありがとう。

T:今までよりもメロディっていうものに重点を置いた制作でしたが、川崎さんや山中さんとの作業は今までの僕たちには無い部分が多かったので勉強にもなりましたし、とても刺激的でした。ふざけるとこふざけて、やるとこしっかりやって、楽しくレコーディングできましたね。

N:第三者の意見って本当に貴重だと改めて感じました。バンドだけで曲を作っていると段々最初の発想だったりアイディアに対してそれが本当に良いものなのかの判断がつかなくなって行き詰まることがあります。そんなときにまったく視点の違う新たなイメージを投げてもらえると、それまでの停滞が嘘のようにトントンと作曲が進みます。川崎さんのアイディアにはすごく刺激を受けました。山中さんとの作業ではこれまでとは違い、かなりスパルタなレック作業になりました。

B:川崎さんもとてもお茶目なかたで、初対面にも関わらず、とてもラフな雰囲気での現場でした。「Direct Solaris」は川崎さんが参加してから一気に完成した曲で、影響が色濃く出ていると思います。山中さんには長い間お世話になっていますが、CLEAVEではギタリストでヴォーカリスト、またドラマーの経験もあるため、エンジニアと言う立場以前に、プレイヤー目線で意見し作業出来る点でとても力になっています。あとは、HER NAME IN BLOODのビデオ・ログのまんまで、本気でふざけて真面目にレコーディングしています(笑)。

-前作ではMasatoさん(coldrain)やRyo さん(CRYSTAL LAKE)をゲスト・ヴォーカルに招いていましたが、今作ではゲスト・プレイヤーは無しですか?

M:無しです。

-その理由がもしあれば教えてください。

M:シングルという形で音源を出すと決まったときに、今回はBMLFのみの良さで勝負したいと思ったためです。実はシングルとして出すと決める前に先走って、数人の素晴らしい仲間にゲストしてくれないかと話をしていました。次回作では再度お願いをするつもりでいます。