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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

TeddyLoid

2014.09.11UPDATE

2014年09月号掲載

TeddyLoid

Interviewer:KAORU

-そのときの光景を覚えていますか?

もう、ひとつひとつ、はっきり覚えていますね。パフォーマンスとかもそのときに身に付いたと思いますし。今の自分の軸になっていると思います。国内でやっているのとお客さんが全然違うんですよ。当時はエレクトロ・クラッシュが超流行っていたので。

- そのもっと前に流行していた2 MANY DJ'S的なマッシュアップなども取り入れていましたか?

取り入れてましたね。SOULWAXも好きでしたし。

-自分がフロアで踊るなら、どんなDJが好きですか?

そうだなぁ......。最近だと、KNIFE PARTYですかね。EDMももちろん好きなんですけど、EDMよりもっと派手なやつ、ロック感があるので好きですね。国内だと、やっぱり☆Taku TakahashiさんのDJは普通に聴いてもかっけえ!と思うし。

-2007~2008年のエレクトロの盛り上がりかたと、今のEDMの盛り上がりかたって似ていると思いますか?

いや、やっぱり2007~2008年の頃の衝動感ってもっと独特だったし、今のEDMをもっと盛り上げたいと思いますね。当時はもっと音楽的だったと思いますし。

-確かに、今作を聴いて思ったんですけど、所謂ただのアゲアゲとかノリノリとか、ダンス・ミュージックってそういうところだけじゃないんだよっていうところをすごく感じました。

ありがとうございます。国内でも、激ロックさんで取り上げているようなアーティストの曲を聴いていても、みんなすごくメロディもいいし、歌もいいし、曲もいいし。EDMって今そういうところがあるのかな?って、時々感じるんですよ。もちろんZEDDまでの音楽とかも凄く好きなんですけど、国内ではまだまだ弱いなと思っていて、そういうところを底上げしたいなという気持ちもあります。

-ももいろクローバーZの「Neo STARGATE」の編曲を担当したり、ライヴに参加したこともさらに名を広める大きなきっかけになったのではないかと思います。

そうですね、今までアイドルの方と一緒にやったことがなくて、でも、リスナーの方々も、こんなハードな曲を受け入れてくれたし、とても嬉しかった反面、チャレンジでもあったんですね。カルミナ・ブラーナというクラシックの曲をイントロに取り入れたりしてクラシックとの融合もありつつ、すごくいい感じのできだと思います。

-実はラウドロック・ファンでモノノフも兼任してる人ってかなり多いんですよね。音がハードだったり、いろいろな理由があると思うんですけど、所謂EDMとメタルの親和性だったり、そういうのは感じますか?

うん、感じますね。SKRILLEXとKORNが一緒にやったり、あれは最高でしたよね。

-ロックでいうと、the GazettEやSuGの制作にも参加したそうですが、元々交流はあったのですか?

RUKIさんと武瑠さんにサウンドを聴いてていただいて、お声がけいただきました。わりとトントンと進みましたね。

-8月27日にリリースされた『UNDER THE BLACK MOON』では、THE ROLLING STONESの「2000光年のかなたに(2000 Light Years From Home)」のカバーをしていますね。この曲はSTONESの中でも1番不人気と言われる『Their Satanic Majesties Request』に収録されていて、当時はメンバーのLSD問題も抱えていた時期のサイケなアルバムの中の1曲ですよね。なぜこの曲をカバーしようと思ったのですか?

実は本当のことを言うと、僕THE ROLLING STONESって全然通ってないんですよね。今回、宇宙を舞台にしたコンセプト作品を作るにあたって、そういったオールド・ロック等のコンセプト作品のクラシックスを敬意を込めて聴いてみたんです。THE ROLLING STONESや、P-FUNKや、PINK FLOYDなどの「2000光年のかなたに」は、歌詞や、YouTubeで見たPVの世界観がフィットするなと思ってトライしてみました。

-原曲に忠実でありつつ、サイケな雰囲気をスペーシーに仕上げていますよね。

原曲の流れはキープしつつ、実は英語の歌を自分で全部歌うということを経験したことはなかったので。カバーもちゃんとやったのは初めてだったし、いきなり難易度が高かったんですけど(笑)。