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INTERVIEW

THE GAME SHOP

2014.07.17UPDATE

THE GAME SHOP

Member:KIMITO (Vo)

Interviewer:沖 さやこ

-まず、前作『CONTROL GAME』から現在までは、バンドにとってどのような期間でしたか?

『CONTROL GAME』リリース以降はツアーであったり自主企画などたくさんイベントやライヴをこなしました。楽曲制作ではリミックスや楽曲提供など様々な分野で活動を広げスキル・アップに繋げていきました。

-今年の6月にはシンガポールとマレーシアで初の海外公演を行ったとのことですが、どういう経緯でしたか?初の海外公演はいかがでしたか。

梅田Zeela、audioleaf、MAG SYSTEMが立ち上げたTRANSITというプロジェクトがありまして、主に国内でのライヴ・イベントをやっているのですが、今回は初の海外イベント、ツアーの決行ということで参戦させていただきました。初の海外ツアー、そしてライヴを経験して、また180度違った観点から自分たちのバンドを見直せたし、今までの悩みや考えがすげぇ小さいことだったと痛感させられました。マレーシアでのライヴは予想以上に盛り上がりました。音楽に国境はなく、肌の色や、宗教、文化ってのは関係なく共感し合える音楽に感動したし、自信にも繋がった気がします。

-コンピレーション・アルバム『PUNK GOES POPS』ではDAFT PUNKの「One More Time」のカヴァーで参加なさっていました。カヴァーしたことで気付いたことや得たものはありましたか?

自分を含め、何人かのメンバーがクラブ・ミュージックへ入るきっかけがDAFT PUNKだったからですね。「One More Time」は日本人でさえ1度は耳にしたことがあるようなビート・ミュージックの名曲です。カヴァーしたことで原曲の素晴らしさ、メロディ・センスや構成の良さなど、改めて惚れ直しました(笑)。元が良い分やはりすげぇやり易かったです。

-『HYBRID GAME』は秋に予定しているアルバムに先駆けたものだそうですが、アルバムに向けて動き出しているということでしょうか?

もちろん現在アルバムに向けて楽曲制作に入っております。『HYBRID GAME』が完成後すぐに動き出していますよ!

-今回のシングルに収録されている3曲は全て前作以降に作られたものですか?

そうですね。全て今年に入ってから制作しました。

-今回の3曲はまた新しいTHE GAME SHOPを見られる内容になっていると思いました。新たに投入した手法などはありますか?

Rolandが最近出したAIRAという最新機材を導入しました。今までPC上で完結させていた楽曲を、TR-8やTB-3といったアナログなリズム・マシーンやベース・マシーンを使って直感的な発想も取り入れました。

-曲ごとにヴォーカルのありかたもまったく違うように感じるのですが、THE GAME SHOPにとってヴォーカルはどのような存在なのでしょうか?

自分たちはクラブ・ミュージックの発想やありかたにすごい感銘を受けています。ヴォーカルはひとつの楽器であり素材でもあると思っています。人間から発生される音なので生楽器なのですが、そこにシンセを混ぜ、ボコーダーとして鳴らすことで楽曲をよりファンタスティックなものに変えてくれます。まさに飛び道具でもあります。

-以前はドラムンベース、ダブステップと、8bit/ゲーム・サウンドが同居している印象でしたが、Track.1「CHOKKAN ROCK」は同居というよりも融合していると思いました。トラック制作において意識した部分などはありますか?

この曲はまさにミクスチャーの発想だと思っています。根本的に自分たちの中にある"ロック"を直観的に今あるTHE GAME SHOPのサウンド、ベース・ミュージックの発想にぶつけた感じですね。