INTERVIEW
CHIODOS
2014.05.09UPDATE
2014年05月号掲載
Member:Craig Owens (Vo) Matt Goddard (Ba) Bradley Bell (Key) Derrick Frost (Dr) Pat McManaman (Gt)
Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)
-2009年2月に来日以来実に5年ぶりとなりますね。久しぶりの日本はいかがですか?
Craig:ワクワクしているよ!しばらく日本に来ていなかったので少し怖い気持ちもあるし、もっと日本に来たかったけど、とにかく明日はPUNKSPRINGだからクレイジーなショウになると思うよ。
-明日は5年ぶりの来日公演ですし、PUNKSPRINGという大舞台ですね。楽しみなんじゃないですか?
Bradley:日本でフェスに出るのは初めてだから、他の国のフェスとどう違うか知るのも楽しみだね。
-ちなみに皆さん今日本のお弁当を箸でうまく食べていますね。お口に合いますか?
Craig:日本食は健康的なので好きだよ!
Derrick:箸を使う食べ物はメジャーではないけどアメリカでも人気が出てきていて、寿司やラーメンなんかを食べる時は箸を使うようにしてるから、だいぶ慣れてきたよ。プロではないけどね(笑)。
-(笑)2009年の来日から間もなくして、Derrick(Dr)とCraig Owens(Vo)が相次いで脱退していますね。どういった理由があっての脱退だったのでしょうか?
Craig:コミュニケーション不足と長いツアーで緊張感も高まって、心身ともに疲れてしまっていたんだ。だからお互いに1度離れて関係を休ませる必要があったんだけど、それをすることが怖くてなかなかできなくて、遂にあの時点でそうなってしまったんだ。ただ長い目で大局的に見れば、バンドの寿命を長くするためには必要なことだったんだと思う。そして一旦離れたことで、お互いがそれぞれやりたいことを追いかけて成長して戻ってきて、今はお互い正直になれていると思うよ。
Derrick:Craigの言ったこととほとんど同じなんだけど、ツアーってマシンのように、同じことをずっと繰り返しているから、機械的にやることは上手くいくかもしれないけど、友達としての距離は離れてしまったんだ。それで疲れてしまって脱退となってしまったんじゃないかな。
-なるほど。2012年にはCraig、Derrickの2人は復帰しましたね。1度辞めたバンドに2人とも復帰するのは珍しいことだと思うのですが、これは偶然でしょうか?
Craig:いや、偶然ではなくて意識的なことだったんだ。俺はCHIODOSを元の形、あるべき姿に戻すことを望んでいたから、自分からバンドに戻るアプローチをしたんだ。そして、戻るならDerrickも一緒に復帰という、あるべき姿に戻した方がいいと提案して、2人とも復帰したんだ。
-その提案を聞いて他のメンバーの皆さんはどう感じましたか?
Bradley:すごくワクワクしたよ。Craigと復帰について話をしている時に"ドラマーはどうするんだ?"って話をしたら、Craigに"ドラマーはDerrickしかいないよ。"って言われて、確かにそうだと思ったんだ。Derrickとは脱退してからもたまに連絡は取っていたんだけど、そういう話にはなったことはなかったんだ。だから復帰について連絡したら、Derrickは凄く驚いていたよ(笑)。
Derrick:そうだね。もうCraigと3年近く話もしていなかったし、最初にその話を聞いたときは凄く驚いたよ(笑)。Bradleyとはたまに連絡も取っていたし、新メンバーでのCHIODOSも他の人たちより多く見てたと思うよ(笑)。でもその誘いは凄く嬉しいことだったんだ。バンドを離れた後、大学に戻って、その後働いていたんだけど、毎朝髭を剃って同じ時間に出勤してって生活が自分には合ってなかったんだ。だから凄く興奮したよ。
Bradley:そうだね、だから元に戻ることは正しい選択だったと思うよ。