－THE CHERRY COKE$はどういうきっかけですか？

ネロ：もともと僕がアイリッシュ・パンクとかハマってた時期があって、海外のものとか買い漁ってるうちにTHE CHERRY COKE$にぶち当たったんです。で、それを知らずに何度かベースのHIROMITSU君とは会っていて、やべえ人だなこの人って思ってて（笑）。話してたらけっこう音楽の趣味も合って、"俺こういうバンドやってるんだ"って言われたのがTHE CHERRY COKE$で、"え！君だったの！？"って（笑）。けっこう影響を受けて作った曲もMERRYには存在していますし、この機会に絶対一緒にやりたいなって、ガラもライヴに連れてったりして。

ガラ：野音にHIROMITSU君が見に来てくれて、そこで挨拶だけしてて、その2日後に渋谷で飲んでいたらたまたま会って"あれ！？"みたいな。そこですごく仲良くなって、その2日後にはTHE CHERRY COKE$のライヴ見に行ってて、"やりてぇな"って思ってて。僕アイリッシュ・パンク大好きなんで。哀愁あるじゃないですか、ああいうのがすごい好きなんですよ。「コンドルは飛んでいく」じゃないですけど、哀愁あるのが大好きで、いつかMERRYでやりたいって思っていて。で、THE CHERRY COKE$を見た時にこういうバンド大好きで、こういうのをMERRYでやりたいっていうのにドンピシャで。本当に2012年に1番ヒットしたバンドがTHE CHERRY COKE$ですね。ぜひこれは出てほしいってのでHIROMITSU君に言って、面白がってくれたので。

－そして福岡と岡山はギルガメッシュですね。

ガラ：ギルガメッシュは前に激ロックの表紙になっていましたよね？僕らは僕の腰の手術で活動休止していましたけど、あいつらは何で活動休止してたのか知らないですけど（笑）。まぁ同時期に休んで同時期に復活しているバンドなんで。左迅とも"何かまたでかいこと、刺激的なことやろうな"ってメールのやり取りはしていて、"ぜひ何かやりましょう！"ってメールが返ってきたんで、"ところで俺らツアーがあるんだけど？"ってもう逃げられないようにして（笑）。"言ったよね？"って言って"ぜひぜひ！"って今回実現したんです。すごいかわいい後輩で、僕が入院している時も左迅から"お見舞いに行きたいんですけど"って連絡が来て、"病院名も教えないから、自分で探し当てて来い"って言ったら本当に来て（笑）。どっからか色々聞いて、ちゃんと良い果物持って来て。それがこの2本ゲストに呼ぶっていうのに反映されていますね（笑）。ちゃんとお返ししとかなきゃっていう。あいつら若いけどバンド歴が長いじゃないですか。もがいて足掻いてなんとかしようってのがMERRYとすごいかぶるところがあるんで。ここから何かしてやるんだ！っていう初期衝動をすごく感じるんで、この2バンドで今やることにすごく意味があるんじゃないかなって思いますね。

－そして来年1月23日、24日には渋谷AXで2daysのライヴがありますね。ここは対バンの発表はまだですね。

ガラ：まもなく発表されると思うんですけど、ここも良い対バンというか刺激をくれるゲストを呼んでいるのでぜひ。まぁAXもなくなってしまいますし、そういう意味では最後かもしれないんで、いま決まってるところでいうと。ぜひこのAXに今のMERRYを見に来ていただきたいなと。

ネロ：気持ち的にはゲスト全員はっ倒しますよ。その為に呼んでいます、今最も刺激をくれる人たちなんで。負けずに、テツさんが療養中でも。

ガラ：今日色々発表があったんで（※ベースのテツがライヴ中の接触事故により療養中）。変な話ですけど、今4人で、こういうことがあってバンドでもすごく色んなことを話し合いしましたし、これからのMERRYのことも話しましたし、今自分たちがやるべきことは何なのかってことも話しましたし。とりあえず今は我武者羅に前に進んで行こうっていう。 ネロ：彼が望んだことでもあるんで、やるしかないですね。基本は前向きです。

ガラ：言い方悪いですけど、テツさんが戻って来づらいバンドになってないと嘘だなって思って。スッと返って来れちゃったら俺ら成長してないんだなって思って。ツアーを経て"うわ！MERRYやべえ！俺もっと何とかしなきゃ！"って思えるぐらいのバンドになってないとなって思います。

－最後に今後のMERRYの目標や激ロック読者へメッセージをお願いします。

ガラ：今MERRYとして何ができるのか、何をやらなきゃいけないのか、ヴォーカルとして、ガラとして何ができるのか考えながら行動に移してやっていこうと思っているので、これからもっともっとすごい早いスピードで色んなことをやっていこうと思っているので、ぜひ見逃さずMERRYをチェックしてもらえたらと思います。

結生：今まさに対バンツアーの真っ最中で、11月からの「devour act 3」-CHAOS-ツアーも対バンが刺激的で。自分的にもバンドやってる上で一番興奮する瞬間って対バンのライヴなんですよね。ワンマンよりも対バンの方が肌に合っていて。だからこういう刺激的なツアーを経て、さらにMERRYがひとつ上のステージに立つつもりで、楽しみにしています。

ネロ：いつも愛読させてもらっている激ロックでぜひとも言いたいんですけど、色んなバンドのおかげで僕らも幅広く活動できていて、音楽シーン自体は不景気だと言われていますけど、垣根はなくなってきて面白い時代になってきて、僕はいまだと思っているので、もっともっと色んなところにMERRYの名を刻んでいきたいですね。もっとできることはあると思うんで。そんな期間です。この『ZERO -ゼロ-』を引っさげて、まだまだ殴り込みに行きますんで、よろしくお願いします。

ガラ：来年こそは激ロックのイベントに出れるように。

ネロ：DJもやるんで（笑）。