INTERVIEW
VOLBEAT
2013.06.10UPDATE
2013年06月号掲載
Member:Michael Poulsen (Vo/Gt)
Interviewer:ムラオカ Interpreter:Rei Shishido
-ラップとメタルの融合やエレクトロとメタルの融合が、1つのジャンルを築くほどのバンドの数となりましたが、ロカビリーとメタルの融合がシーンに一時代を築くことが今後あると思いますか?
さぁどうかな。それは全くわからないね。いい質問だよね。その時にならなくちゃわからないね。
-デンマークというとROYAL HUNTやPRETTY MAIDSなどのオーセンティック・メタル・バンドから、MNEMICなどのエクストリーム・メタル・バンドまでと、数こそ多くはないにしても個性的なバンドが揃っているイメージが強いのですが実際にはデンマークのシーンはいかがですか?
今デンマークではメタルはかなり死んでるよ。メタルのライヴをやるライヴハウスは減っていく一方だし、メタルはどんどんアンダーグラウンド扱いになっている。でもいつもそうなんだ、メタルには波があるからしばらくしたらまた流行り出すだろう。でも今は流行ってないね。PRETTY MAIDSは最近アルバムを出したしまだ活動してる、KING DIAMONDもやってる、でもそれぐらいかなぁとか思っちゃうよね。
-オンリー・ワンの音楽性は他のバンドと差別化できるという利点もありますが、似たようなバンドやシーンとファンを共有できないというマイナス面もあると思いますが、実際のところいかがでしょうか?
俺たちのショーを見にくるファンはメタル・ヘッドもいれば、ブルース好きもいる。カントリー好きもいるしパンクスもいる。昼間は銀行で働いてて仕事が終わったその足でライヴに来たみたいな人もいるだろうし。でもそれって素晴らしいことだと思うよ!!いろんな音楽のファンが楽しんでくれる、それをとても誇りに思っているんだ!
-METALLICAのメンバーやMEGADETHのDave Mustaineなどメタルの第1人者がこぞってあなたがたを称賛していますね。あなた方自身、何が彼らを惹きつけるのだと思いますか?
METALLICAとMEGADETHは言えば俺が音楽をはじめた理由みたいなもんだ!だからとても嬉しい!理由はわからないけど、多分何か共感できるものがあったんだと思う。VOLBEATの中にある古い音楽(オールドスクールな)インスピレーションに気づいてくれたんじゃないかな?とても感謝しているよ。
-本国だけでなく、ヨーロッパやUSツアーを行っているそうですが、どういったバンドと一緒に回っているのでしょうか?またキャパシティーはどれくらいのライヴハウスで演っているのですか?
MOTORHEADやMETALLICA、MEGADETH、AC/DC、からENTOMBEDまでまだまだあるけど、そういったグレイトなバンドとツアーできたことを本当に嬉しく思っているよ!
-デンマークでバンド活動のみで生活しているものは少ないと想像しますが、実際いかがですか?あなた方は長いツアーを行っていますし、素晴らしい成績を残していますのでバンドのみで生活できているのではないでしょうか?
バンドで暮らすのはきっととても難しいね。デンマークは税金が高くてほぼ50%をとられるからね。中には口座を国外のスペインに持ったりしてなんとかしようとしてる人たちもいるし、苦しんでいるバンドも多いよ。その中で俺たちは音楽だけで生活できていることをとても感謝しなくちゃいけないと思っているよ。
-今後の活動予定を教えてもらえますか?
これからはプロモで忙しいかもね。新しいビデオの収録からインタビューだ。それから日本を含めツアーが待っているね。
-最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
メンバー全員、日本に行くのをとても楽しみにしているよ!!