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INTERVIEW

Jessica Wolff

2013.04.01UPDATE

2013年04月号掲載

Jessica Wolff

インタビュアー:荒金 良介

-突然ですけど、幼少期はどんな性格の子供でしたか?

子供時代のことで1番強烈な思い出になっているのは、生まれてからずっと、毎年、1年の内の数ヶ月を過ごしていた、フィンランドの群島の真ん中にある小さな島でのことよ。自然はずっと私にとって、とても大事なもので、自分の部屋をジャングルに変えようとしているか、ターザンになったつもりで、森の中を走り回ったり木に登ったりしていたわ。私には、いつも私だけのちょっとしたプロジェクトや使命があったの。すごく敏感な子供だったし、何か悪いことをした時には、すぐに罪の意識を感じたわ。とても頑固で、何かやろうと決めたら、私を止められるものは何もなかったわ。歩くのは好きじゃなくて、走るのが大好きだった。泳ぐのは好きじゃなかったけど、潜るのは大好きだった。速く動くものや、空中を移動させてくれるものは何でも大好きだったわ。9歳でシンガーか女優になろうと決めるまでは、探偵、刑事になりたかったのよね。大人が私の頬にキスしようとするのには我慢できなかったわ。

-小さい頃から音楽的な環境にも恵まれていたそうですが、ご両親や周りの人たちに音楽好きが多かったんでしょうか?

家族は全員音楽が大好きだったけど、残念なことに、全員音痴だったの。

-あなたは7歳でピアノ、12歳で歌のレッスンを始めたそうですね。その当時を振り返って、強く思い出に残っている出来事はありますか? また、そのときに培った音楽の素養が現在の音楽活動にも結び付いているのでしょうか?

その頃のことで1番強く記憶に残っているのはピアノの先生のことよ。その先生が、私が12歳の時に歌の先生にもなってくれたの。彼女は75歳のオペラ歌手だったのよ。先生はいつも2時間遅刻してたわ。そして、いつもケーキを持ってきてくれて、そのお返しが、母と一緒にコーヒーを飲む時間を1時間取ることだったの。そのあと、やっとレッスンが始まったのよ。彼女はとても厳しくて、私が歌うことを許されていたのはイタリア語の独唱曲だけだったの。指を1本頬に当てて口の位置を確認して、別の1本の指を鼻に当てて振動を確かめ、そして3本目の指は音程を確認するために耳に当てたわ。いつも大きなソックスを履いて、膝を曲げて、鏡の前で歌っていたの。その当時は厳しくて難しいと感じていたけど、今は感謝の気持ちしかないわ。彼女は私の音楽への扉を開く鍵だったの。

-音楽にのめり込んできっかけや影響を受けたアーティストを教えていただけますか?

私は、カントリーからトランスまで、何でも好きなの。言い換えれば、ジャンルやアーティストより、曲そのものが大事なのね。でも、PINK FLOYDは常に私の心の中にいるわ。あの音楽的な雰囲気だけでなく、二重の意味や深い意味を持つ歌詞もね。他のアーティストで私に影響を与えているのは、例えばP!NK、Joan Jett、MORCHEEBA、SIMON & GARFUNKEL、そしてJanis Joplinよ。最初の音楽の記憶は、多分、3歳か4歳の時のものね。音楽が私にどれほど大きな影響を及ぼしたか、どういう風に私を様々なレベルの感情に浸らせてくれたか、覚えているわ。特にロックね。ロックは、壁だって登れそうなくらいの、すごく押し上げてくれるようなエネルギーを私にくれたわ。6歳の時、近所の女の子がピアノを弾いているのを見たの。少し年上の彼女は私のお手本だったわ。彼女が両の手だけで作り出す音にすごく驚かされたの。そして、私にもやらせて欲しいと両親にせがむまでに、そんなに長くはかからなかったわ。後に歌うことに夢中になった時は、私の声はカラスみたいだと思ったし、この声がシンガーのレベルに到達することはないだろうと思ったの。でも歌うことが大好きだったから続けたのよ。今は、諦めなくてよかったと思っているわ。

-あなたは母国フィンランドでは女優、スタント・ウーマン、蛇使い、カンフーもやられているそうで、非常にユニークなキャリアを持っていますね。結構、何に対しても好奇心旺盛なんですか?

私は"経験"のコレクターなのよ。人として成長させてくれること、私の中にいる小さな子供を表に出させてくれること、アドレナリンを放出させてくれることなら、何でも収集するわ。私にとって、人生とはビュッフェ、バイキング料理みたいなものなのよ。何でも少しずつ食べてみて初めて、何をもっと食べたいかがわかるのよ。そして、音楽は、いくらでも食べられるデザートみたいなものね。

-2009年にソロ・アーティストとしての活動を始めたそうですね。今回デビュー・アルバムに至るまでの数年間は、あなたにとってどんな期間でしたか?

私の人生で最高の年月よ。この4年の間に学んだ量や成長の度合いは、学校に通っていた年月を全部合わせた期間よりも大きかったわ。それに間違いなく素晴らしかったし、エキサイティングな4年間よ。大変な仕事も挑戦も沢山あったけど、それが私をもっと強くしてくれたし、すごく重要なレッスンになってるの。夢を実現させるチャンスに恵まれて、とても感謝しているわ。