INTERVIEW
MOTIONLESS IN WHITE
2012.12.07UPDATE
2012年12月号掲載
Member:Chris Cerulli (Vo)
Interviewer:MAY-E Translator:Yuga
-Hook The Trigger Vol.2での初来日はいかがでしたか?
素晴らしかったよ。バンドをやってようがなかろうが、日本にはずっと行ってみたいと思っていたんだ。だから、僕にとってはすごく良い経験だったよ。それにファンのみんながとても良い人たちばかりで、すごく嬉しかったよ。
-ビデオ・クリップやプロモーション写真のように、奇抜なメイクを施して登場しましたね。ライヴでは決まってあのメイクをするのですか?
そうだね。たまに変えたりするけど、基本的にはいつも同じメイクをするよ。僕たちはメイクや衣装なしに絶対ステージには上がらないんだ。それもバンドとしての僕たちの一部だからね。時間はかかるけどもう慣れたよ。
-日本にもメイクをするバンドはたくさんいますし、大きな文化として根付いてもいます。ですが、色物として見るひとも少なくありません。アメリカではどうですか?メイクをすることで偏見されることはありませんか?
アメリカでも全く同じだよ。見た目は多くの人にとってとても重要な要素らしく、多くのバンドが成功への道を妨げられているよ。だけど幸運なことに、それでも僕たちを好きでいてくれる人がたくさんいて、それが僕にとって唯一大事なことさ。でも、もっとオープン・マインドな人がいたらいいなとは思うよ。
-ダイナミックで素晴らしいパフォーマンスでした。ライヴの際、特に気を配っていることは何でしょうか?
観客のみんなが楽しんでくれているかを1番気にしているよ。みんなを楽しませることが僕たちの仕事だから、みんなが良い時間を過ごしていないなら、僕たちは間違った仕事の仕方をしているってことだからね。逆にみんなが楽しんでれば、他はどうでもいいのさ。
-あなた方の地元ペンシルバニアにはTEXAS IN JULYもいて、彼らとは家も近いとか。素晴らしいバンドをたくさん生み出している土地ですが、地元のシーンはどのように盛り上がっていますか?
すごく良いよ。僕たちはTEXAS IN JULYが大好きだし、AUGUST BURNS REDも近くだよ。ペンシルバニアは音楽的にたくさん貢献していると思う。ローカルのバンドもとても才能の溢れるすごいやつらが多いんだ。
-ニュー・アルバム『Infamous』のリリース、おめでとうございます。進化を遂げたサウンドを手に入れましたね。大きな手応えを感じていると思いますが、いかがですか?
今はとても良い気分だよ。最初はあまりに音楽性が変わったからとても心配していたんだけど、今のところファンのみんなは受け入れてくれてポジティヴな様子だから。嫌いだっていう人たちが、もうちょっとチャンスをくれたらよかったのに、とは思うけどね。
-『Infamous』はメタルだけでなく、インダストリアルなサウンドを強く押し出しているアルバムですが、今回インダストリアルを取り入れたのはなぜですか?
ギターのRickyと僕だけがバンドの曲を書いていて、僕たちはインダストリアルやインダストリアル・メタルが大好きだから、それらの影響をもっと曲に入れていきたいと思ったんだ。僕たちがこれまで比較されてきた音楽のジャンルが本当に嫌いだから、それから離れるための最初の一歩だね。