INTERVIEW
MOTIONLESS IN WHITE
2012.12.07UPDATE
2012年12月号掲載
Member:Chris Cerulli (Vo)
Interviewer:MAY-E Translator:Yuga
-プロデューサーのうちの1人、Tim SköldはKMFDMやMARILYN MANSONで活動していた人物ですが、彼を迎えたのはKMFDMやMARILYN MANSONをリスペクトしてのことでしょうか?
うん、もちろんそれらのバンドは大好きだよ。でも、僕はTim自身のスタイルが好きで一緒に仕事をしたいと思ったんだ。彼はMARILYN MANSONのアルバム2枚と、他にも本当にたくさんの素晴らしい作品を生み出していて、他のプロデューサーとは違う独自のスタイルを持っているんだ。彼が加えてくれた数々の要素が、曲をとてもユニークにしてくれたよ。彼からはたくさんのことを学んだよ。
-彼の仕事ぶりやアドバイスはどんなものでしたか?
素晴らしかったよ。彼は、僕が世界で1番好きな人のうちの1人だよ。無駄なことはせず仕事を終わらせるんだ。
-メタル・サイドのプロデューサーにはJason Suecofを迎えていますね。2人のプロデュースの仕方は、全く違いましたか?
全く違った。Jasonはメタルの面で素晴らしいインプットをしてくれたよ。でも、2人の仕事へのアプローチは全く違ったね。
-プロデューサーを2人迎えていることもあるのか、二面性のあるアルバムだと感じました。2つの要素を1枚のアルバムにまとめるのは大変ではなかったですか?
そんなことはないよ。どのように聴こえるかとか、ぶっちゃけ全然気にしなかったんだ。僕が気に入った音楽を書いて、心の中で思い描いていたものと一致するかどうかが大事だった。音楽にルールは必要ないよ。
-ホラー映画のような雰囲気もありますが、今作にはどんなテーマがあるのでしょうか?
世界で起こっている様々な出来事についての僕の考え方がテーマになっているよ。怒りとフラストレーションについてだね。
-"ゴシック・メタルコア"や"ホラー・メタル"とは、あなた方を的確に捉えた言葉だと思いますが、皆さんはどう思いますか?
そういう名前で呼ばれる方が、スクリーモとかいう大嫌いなクソジャンルなんかで呼ばれるよりずっと良いね。
-ゴス(ゴシック)は、MIWにとって必要不可欠な要素ですか?
うん、もちろんだよ。人々は"ゴス"について、異なる様々な意見を持っているように感じるから、僕たちや僕自身を"ゴス"だと言い切ってしまうことは好まない。でも、その要素が僕たちのバンドの全ての部分で存在感を持っているという意見には賛成だよ。
-「Puppets 2 (The Rain)」にはSOILWORKのBjorn Speed Strid(Vo)が、「If It's Dead, We'll Kill It」にはBLEEDING THROUGHのBrandan Schieppati(Vo)が、「A-M-E-R-I-C-A」にはVAMPIRES EVERYWHERE!のMichael Vampireがゲスト参加していますが、彼らを迎えた経緯を教えてください。
BjornとBrandanは、僕の永遠のアイドルだから、彼らにはどうしても参加して欲しいと思ったんだ。彼らのバンドや声が大好きだから、参加が決まったときは本当に夢が叶った瞬間だった。Michaelと僕は友達で、彼の声にぴったりだと思った曲を歌ってほしかったんだ。とても上手くやってくれたと思うし、彼が参加してくれてすごく嬉しいよ。
-『Infamous』のサウンドに驚くファンも多いでしょう。リスナーに、今作をどのように楽しんでもらいたいですか?
オープンな気持ちで聴いてもらって、『Creatures』の時とは全く違ったバンドであると気付いてほしいな。たくさんのファンが"Creature 2"を聴きたがっているけれど、本来そうであるべきではないと思うんだ。僕たちはより大きい目標に向かって努力していて、ずっと同じ音楽をやり続けたくなんてないんだ。他のバンドたちがやっているようなことはね。