MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

TEXAS IN JULY

2012.11.06UPDATE

2012年11月号掲載

TEXAS IN JULY

Member:Alex Good (Vo) Adam Gray (Dr) Christian Royer (Gt) Ben Witkowski (Ba) Chris (Father) Davis (Gt)

Interviewer:MAY-E

-そのHER NAME IN BLOODも、あなた方の演奏を絶賛していましたが……。

Chris:本当に!?

Alex:それってすごいよ!

Ben:この顔ってインタビューに書ける?(口を丸くして驚いた顔をする)

Chris:それってものすごく素晴らしい褒め言葉だよ。素晴らしいよ。

-それだけの手応えもあったのでは?

一同:ノー! 全くなかったね!

Chris:初めてのツアーではさすがにないよ。何を期待していいのかさっぱり分からなかったから。みんなが楽しんでくれたと聞くのはとても嬉しいよ。

-アメリカでは、ツアー中心の生活なんですか?

Alex:うん。俺たちの人生のほとんどを占めているよ。

Chris:たぶん年末までに、約300日をツアーして過ごしていたことになるよ。今年だけでね。

-家族や恋人と会えなくて、寂しくはないですか?

Christian:慣れるよ。

Chris:上手い方法を見つけるんだ。Skypeとかで、出来るだけたくさん電話するとか。本当に大切な人たちは、ツアーしなければいけないってことを理解してくれるから。それが俺たちのやらなければいけないことだってね。もちろん辛いけど、なるべく家にいるときは、いつもは会えない人たちと時間を過ごすようにしているよ。

Adam:俺が家にいるときは、4日後にはもうツアーに出たくなっているよ。最初はツアー中に家が恋しくなるけど、家にいる時にはツアーが恋しくなる。ずっと外にいることにとても慣れてしまっているから、同じ場所に長いこといすぎると気が狂いそうになるんだ(笑)。

-ハハハ(笑)。出身地であるペンシルバニア州ランカスターでは、あなたのようにヘヴィなバンドがたくさんいるんですか?

一同:AUGUST BURNS RED!

Chris:あとはTHIS OR THE APOCALYPSEとか。ペンシルバニアで音楽シーンは確立されていると言えるよ。

Ben:WAR OF AGESやMOTIONLESS IN WHITEもいるしね。MOTIONLESS IN WHITEはすごく上手くやっているよ。彼らは、俺たちの家から3時間くらいのところの出身なんだ。

-へぇ。彼らとは地元で切磋琢磨しているんでしょうか?

Ben:いや、そうでもないよ。一緒にツアーしたこともないしね。すごくやってみたいけどね。彼らが日本に馴染んでライヴしている様子が想像できるよ。いいね!

-さて、ニュー・アルバム『Texas In July』が、リリース目前に迫っていますね。

Adam:ああ、とっても楽しみだよ。

Chris:アメリカではもう2日後にリリースされるんだ。本当にすぐだよ。先週ストリーミングを出してファンのみんなが聴けるようにしたんだけど、ものすごくポジティブな反応をもらったんだよ。このアルバムは書き始めた時からとても誇りに思っているアルバムでさ。スタジオにいるときから、素晴らしい作品を作っているんだって確信していたから。

Ben:とても緊張しながら、テンションもあがっていて。どんな反応をもらうかとても楽しみだよ。リリースすればこの緊張からも解放されると思う。そして色々な反応をもらい始めることができる。俺たちはいつも携帯やパソコンでファンの反応をチェックしているんだ。ストリーミングではなく本当にリリースされてからが真の試験だよ。

Adam:今作は、これまで書いた僕たちの作品の中で1番気に入っているアルバムなんだ。だからみんなも同じように感じてくれると嬉しいな。

-セルフ・タイトルにすることは、制作の前から決めていたのでしょうか?

Ben:いや、途中からだよ。いや途中ですらなかったかな。たぶんスタジオの本当に最後の方だったと思う。

Adam:ある時に気付いたんだ。本当に探していた音を見つけたってね。そして、ここから俺たちの音を作って行こうって。セルフ・タイトルにした理由は、このアルバムがこれまでで1番俺たちを良く表現している作品だから。このアルバムこそ、俺たちのサウンドだって自信があるんだ。

Ben:いろいろと面白いタイトルも作っていたんだけどさ、どれもしっくりこなくて。セルフ・タイトルって、すごく変な提案だったと思うんだ。多分みんながその意見を理解して、同じ考えを持つまでに2週間はかかったと思う。今となっては他に方法はなかったと感じているけど。だって、今作の曲のタイトルはみんな変わっているんだ。すごく今までとは違ったものにしようと考えてつけていたから。だから、CDの後ろにトラックリストがあって、それだけでもユニークなのに、なんで更に新しく名前を上からつけないといけないんだ?と思ってさ。