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INTERVIEW

UNDIVIDE

2012.09.04UPDATE

2012年09月号掲載

UNDIVIDE

Member:Leda (Gt)

Interviewer:MAY-E

-UNDIVIDEは、元DELUHIのLedaさんとSujkさん、そして元SupeのKihiroさんという意外な3人編成ですが、SupeのKihiroさんと出会ったきっかけは何だったのでしょうか?

Kihiro君とは、SEX MACHINEGUNSのKEN'ICHI君の紹介で出会いました。KEN'ICHIは今、Kihiro君とLOKAをやっているんですけど、彼が僕にKihiro君を紹介したいって言ってくれて。昨年ちょうどKihiro君がLOKAの前身バンドを組もうとしているタイミングだったんですが、その時にKihiro君と初めて会ったんです。実はその前身バンドに誘われていたんですが、僕はその時はまだDELUHIをやっていたので、その時は断ってしまっていて。だけど、一緒にやりたいねって話はずっとしていたんです。

-そしてDELUHIが解散して、ソロ・プロジェクトを始めるタイミングで、LedaさんからKihiroさんを誘った、と。

そうです。DELUHIが解散した後、Kihiro君に"ヴォーカルをやって欲しい"ってずっと誘っていたんですよ。Sujkとは、"DELUHIを解散しても一緒にまたやりたいね"って話をしていたこともあって、メンバーはこの3人になりました。

-UNDIVIDEは、Ledaさんの中でDELUHIをやっていた頃からイメージしていたものだったのですか?

いや、そんなこともないんですよ。DELUHIが解散して、しばらくしてからですね。解散してからは、他のギターの仕事をやりつつ、何かしないといけないなとは思っていて。

-Ledaさんは、ギター・セミナーを開催したり教則DVDを出したりもしているんですよね。

そうです。ギターは14歳くらいから始めました。当時、僕は19とゆずが大好きだったんで、最初はアコースティック・ギターから入ったんですよ。しばらくして友達がXを聴かせてくれて、それからはHIDEさん、LUNA SEAなんかを聴いていて。そこから、もっと激しい音楽が聴きたくなって、METALLICAやOzzy Osbourneを聴き始めました。それからは、メタル街道を突っ走っていましたね。

-アルバムでベースを弾いているのもLedaさんですよね?

そうなんです。僕がベースを弾けるので、最低限のメンバーでいいかなと。

-Kihiroさんの歌を初めて聴いた時から、自分のプロジェクトではKihiroさんに歌ってもらおうと思っていたんですか?

そうですね。良いヴォーカルだなぁってずっと思っていて。"ぜひお願いします!"って感じでした。

-Kihiroさんのヴォーカルをご自身が作ったサウンドにのせてみて、実際いかがでしたか?

すごく嬉しいですよ。男らしい曲に仕上げることが出来たと思います。DELUHIはヴィジュアル系のバンドだったので、フェミニンな要素があったんですけど、そういう要素が一切なくなったというか。英詞だし、ラウドな雰囲気が漂うようになったのが良かったですね。

-そのDELUHIの活動は、4年にも満たない短命なバンドとなってしまいましたが、解散の理由は何だったのでしょうか。

活動休止をしている最中にベーシストが辞めることになったんです。で、"この4人じゃないなら解散しようかっていう話になったんですよ。DELUHI結成の頃からずっと4人でやってきたので、1人抜けたらそれはもうDELUHIではないんじゃないかなと。それで解散を選んだんです。

-"この4人じゃなければDELUHIじゃない"、そう思えるほど特別なバンドだったってことですよね。

はい、そうですね。

-DELUHIの解散が決まってからUNDIVIDEが動き出すまでの間、どんなことを考えて過ごしていましたか?

DELUHIは結構真面目にやってきたバンドだったんで、心にぽっかりと穴が開いてしまった感じもあったんですけど、その間はミュージカルの仕事があったり、裏方の仕事があったり、DELUHIのラスト公演のDVDの編集作業があったりしたので、そういうことを考える暇もあまりなく、目まぐるしく過ぎていった感じですね。ノスタルジーに浸る間は、あまりなかったです。

-そうでしたか。では、DELUHI解散を経てソロ・プロジェクトへと踏み出したきっかけは?

DELUHIが解散を選択する前に活動休止の期間があったんですけど、その活動休止が開けたら、DELUHIのアルバムを作ろうと思っていたんです。なので、曲はいくつか作り始めていたんですよ。まだ歌も入れてなかったし、ドラムとベースとギターの、いわゆるオケの状態だったんで、それらを作り直してソロ・アルバムにしよう、というところからこのプロジェクトが始まりました。当初は、もっとパーソナルな音楽をやろうかなって思っていたんです。"バンドがしたい!"っていう感覚ではなかったですね。

-では、当初は今ほどバンド然とした作品になるイメージではなかったんですね。

そうなんです。1人でやっていても楽しくなくて。徐々に、スタジオに入って皆でああだ、こうだ、と言いながら曲を作りたいなって思うようになってきたんです。最終的に、メンバー2人には曲作りにもかなり協力してもらいました。ソロ・プロジェクトなのにバンド然としているのは、きっとそのせいでしょうね。

-なるほど。2人と一緒にスタジオに入ったことで進化していった楽曲もあったのでしょうね。

そうですね。スタジオに入った時のパッションは、すごく刺激的でした。今まで1人でコツコツと作ってきたものは、実はほとんど捨てたんです。スタジオに入ったときの爆発力で作ったものの方が全然良かったので。だから、自分1人で作った曲はほとんど使っていないですね。パーツが残っているくらいです。スタジオでみんなで作り上げた曲がほとんどですね。

-へえ。そうすると、3人で曲作りを進めたっていうのが正しいんでしょうか。

はい、そうですね。元ネタが僕で、スタジオで皆で広げたものを、僕が最後にまとめる。このパターンが多かったです。