－昨年リリースされたシングル「We Are Legend」は今作の日本盤のボーナス・トラックとして収録されていますね。ダブステップも取り入れているなど、次回作では更なるサウンドの進化が期待できそうですが、次回作のヴィジョンはもう見えていますか？

今はまだはっきり言えないな、だって、サウンドやエレクトロ・スタイルをまだ探している途中だから。ただひとつ言えることは、僕らの大好きなトランス、ドラムンベース、ダブステップは取り入れる予定だよ。

－「We Are Legend」なんていうタイトルからもバンドの自信が伺えるようですが、この楽曲はどのようなことをテーマにしているのですか？

このタイトルは僕らのことじゃないよ。この曲はアメリカの小説家Cormac McCarthyの"The Road"にインスパイアされたものなんだ。この作品は世界的に絶賛され、ピューリツァー賞を受賞したんだ。詳細不明の災いに見舞われた世界の終末の話で、ある父子がそんな中、幸か不幸か生き残り、果てしない道を南進する物語なんだ。

－エレクトロ×ロックの手法を取り入れるバンドはアメリカやヨーロッパをはじめ世界的に見ても増加の一途を辿っていますが、他国のシーンの影響を受けたり、共鳴することはありますか？

ロシアのロック・シーンは僕らが望むレベルまできていないから、国内だけに止まる気はないよ。"FAIL EMOTIONS"というプロジェクトはスタートさせた当初からヨーロッパ全土や英語圏のリスナーに焦点を合わせてきたんだ。ロシアでは満足のいくプロモーションの場がないから、僕らが望むことはできないし、こういったことは道を閉ざすよね。僕らは僕らの音楽を飛躍させるために世界に飛び出すつもりだよ。もちろん日本にもね。

－日本のロック／エレクトロ・ファンへ向けてメッセージをお願いします。

STAY ROCK! また会おう！