INTERVIEW
MSTRKRFT
2011.12.01UPDATE
Member:Jesse F. Keeler / Al-P
Interviewer:TETU★KID
MSTRKRFT Profile
アルバム1枚を残して解散、伝説となったロック・デュオ=DEATH FROM ABOVE 1979のJesse F. Keeler がプロデューサーのAl-Pとともに組んだプロジェクト。2006年1st アルバムを発表、世界中のダンスフロアを沸かせた。これまでに、THE KILLS・BLOC PARTY・POLYSICS等、多くのリミックスを手がけている。
-ショーを拝見しましたが素晴らしかったです。ご自身は今夜のショーは如何でしたか?
Al-P(以下:A):そうだね、最初のうちはみんな静かでどうなることかと思ったけど、ちゃんとポイントで盛り上がってくれて全体的にはいい形になったんじゃないかな?俺個人はそう思っているよ。でも持ち時間が50分しかなかったからね。今振り返るともっと色々なことをやりたかったなとは思うね。でもレスポンスも良かったし、日本のオーディエンスの親切さは凄く伝わってきたよ。 Jesse F. Keeler(以下:J):すごく俺たちに注目してくれているなという空気は伝わってきたよ。日本のオーディエンスは本当に真面目だよね(笑)とりあえず、感謝しているよ。ありがとう。
-アルバム『Fist Of God』の成功おめでとうございます。素晴らしいアルバムですね。世界中からのアルバムへの反応があると思うのですがどう受け止めていますか?
A:特に日本からは凄くいい反応があったんだよ。実はこのアルバムはどちらかと言えばアメリカのリスナー向けに作った作品だったんだ。だから驚いているよ。アメリカのリスナーからの反応は少し遅かったから、あまり受けなかったのかな?と思ったけど結果的には全世界で受け入れられたみたいで嬉しく思っているよ。
-今作はたくさんのゲストアーティストを迎えていますが、彼らとの仕事はいかがでしたか?
A:そうだね。まぁたくさんのアーティストを迎えたからね。やり易い人もいたらやり難い人も居たよ(笑)特に誰とは言わないけど。やり難い人とも合わせられるようにもっと努力することも出来たかも知れなかったけど、それよりも凄く良いコラボレーションができた人がいたからそちらの方に力を注いだんだよね。
-(Jesseが眠そうにしている)大丈夫ですか?ショーの後の疲れている時にインタビューですみません。
J:いやいや、大丈夫だよ。こちらこそごめんね。昨日韓国でDJをして来てそのまま日本に来たんだ。DJが終わったのが明け方で、そのまま飛行機に乗ってホテルに行かず荷物を持ってそのままこの幕張の会場に来たから結局2時間しか寝てないんだよね。でも大丈夫続けて。
-お疲れのところすみません。では次の質問です。今作の中で一番のお気に入りの曲を挙げるとするならばどの曲ですか?すべてお気に入りだと思うのですが敢えて一曲に絞ってもらいたいと思います(笑)
A:難しい質問だね(笑)アルバムに収録されている曲は全てちゃんとした目的が存在するんだ。だから一曲一曲にキャラクターがあってすべてが揃って初めて意味を成すんだよね。だけど敢えて一曲挙げるとするならば「Click Click」かな。この曲を挙げた理由は、この曲は今までとまったく違う作り方をした曲だったんだ。テーマを決めて以前から存在していたパーツをいくつも組み合わせて、そうパズルを完成させるみたいな感じで作ったんだよ。音源が出る前からショーで披露していたんだけど、誰も聴いたことないはずなのに聴いた人はみんなクレイジーになって踊り狂ってくれる曲なんだ。だからこの曲には特別な思い入れがあるね。
-MSTRKRFTはオリジナルな存在だと思います。最近は歌ものエレクトロが全盛でどんどん亜流なアーティストも出てきていますよね。この時代の流れをどう感じていますか?
A:最初にこの音楽を始めた時は周りから凄く反対があったんだよね。オールドスクールなアーティスト達から特に反対は受けたかな。だけど世界中のキッズたちから好反応を示してくれてようやく世界中に音が届くようになって、今まで反対していた人達も理解してくれるようになったかな。このジャンルはポップアートみたいなものだから、ドンドン進化していくと思うんだよね。息の長いジャンルの音楽だとも思し。例えばオールドスクールのパンクロックとかはもっと危険な音にしたいというバンドの競い合いの結果ただのうるさい音になってしまってシーンとして衰退してしまったよね。僕たちはそうじゃなくずっと進化していきたいんだよね。何度も言うけど本当に息の長い音楽だと思うからこれからも進化していきたいね。そしてこのシーンの最前線に立っていたいと思うよ。
-VESTALウォッチを実際にされていますが、VESTALウォッチの気に入っている点など教えていただけますか?
A:VESTALにはもう8年間もサポートしてもらっているんだ。時計も20点以上持っていてどこに行くときもVESTALと一緒なんだよ。このブランドの素晴らしいところはケアが完璧なんだ。例えば留め金が外れたりとか、ぶつけて故障させてしまったりした時なんかでもすぐに修理してくれるんだ。今後もずっとこの時計と付き合って行こうと思っているし、他のブランドの時計を付けるつもりはまったく無いね。エンドースを受けている他のアーティストからも良い評判を聞くよ。 J:俺はAl-Pよりもシンプルな男だから20個も時計をもってないんだ(笑)VESTALの時計でアナログとデジタルが両方付いているタイプがあるんだけど、ほらこれなんだけど(実際に付けているのを見せながら)、これがツアーに行くときに凄く役に立つんだ。というのも、デジタルの方をアメリカ時間に設定しておいて、アナログの方を現地時間に設定して使っているんだ。凄く便利だよ。君もツアーをする時に真似してもいいよ(笑)
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