INTERVIEW
THE SUMMER SET
2011.08.10UPDATE
Member:Brian Dales(Vo) John Gomez(Gt)
Josh Montgomery(Gt) Stephen Gomez(Ba) Jess Bowen(Dr)
Interviewer:ムラオカ
-初来日ですが日本を満喫していますか?
Brian Dales(以下Brian):凄い楽しいよ!最初の二日間は手探り状態だったんだけど、みんな凄く良くしてくれるし、サービスも素晴らしいし、本当に楽しんでいるよ。
John Gomez(以下John):伝統的な日本の和式のトイレだけどあれには参ったね。マジでビックリしたよ。
Jess Bowen(以下Jess):とにかくバケーションみたいな気分だよ。こんなに楽しかったことはないってほどだね。
-日本のカルチャーなどに触れる機会はありましたか?
Stephen Gomez(以下Stephen):どっぷり異文化に浸りたいなって思ってきたから、何が何だか見当がつかない国に来るのって面白いもんだね。
Brian:先月UKを回って、それが僕たちにとって初めての海外のツアーだったんだけど、でもUKって英語を話す国だし、なんとなく見当が付いたけど、日本に関しては全く分からなくて、白紙の状態で外国に来られるっていうのも凄い経験だなって思ってるよ。
-名古屋、大阪と回ってみていかがでしたか?
Brian:みんなの手拍子とか飛んだり跳ねたりっていうのが凄くみんなリズムに合ってて驚いたよ。曲が終わるとシーンとなって、始まると盛り上がってくれて、みんな音楽を楽しんでくれてるんだってことが凄く伝わってきて嬉しかったな。
ショウとして楽しんでくれてるんだなっていうのはアメリカやUKより感じたよ。音楽に対してアツい国だなって思ったよ。
-東京公演までオフがありますが、観光などする予定はありますか?
Brian:本当は今日もオフだったんだけどね(笑)!明日はアコースティック・ギグだけだからオフのようなもんだね。だから観光バスに乗る予定だよ。皇居に行ってみたくてそれを楽しみにしているんだ。
Jess:基本的に僕たちは歴史に興味があるんだよね。こんなに異文化の国に来てるんだから、できるだけ学んで経験して帰りたいと思ってるんだ。
-少し生い立ちを確認させていただきたいのですが、John(Gt) / Stephen(Ba)のGomez兄弟と紅一点ドラマーのJessの3人はTHE SUMMER SET結成以前に他のバンドで一緒に活動していたんですよね?
John:そうだよ!
-そこからオーディションを行ってBrian(Vo)が加入しましたね。Joshはどのような流れで加入したのでしょうか?
Brian:残念ながら入っちゃったよ(笑)。
Josh Montgomery (以下Josh):Gomez兄弟とはハイ・スクールで知り合いだったんだ。僕は3人のバンドとは違ったバンドで活動していたんだ。
John:ライバルだったんだよな。
Josh:そうやってそれぞれで活動してたんだけど、ハイ・スクールを卒業してカレッジ・スクールに行くに当たって、バンド活動も終息してったんだ。その頃にちょうどMyspaceのページにStephenから、一緒にやらないかって連絡があって、僕としてはちょうど自分のバンドもやってなかったから、タイミングもばっちりだったし、その話をもらって心躍ったよ。
-皆さんはどういったバンドやアーティストを聴いて育ったんですか?
Brian:8歳からBruce Springsteenを聴いて育ってきたよ。みんなはMATCHBOX 20、THIRD EYE BLIND、EVERCLEAR、90年代のロックやポップス、オルタナティヴなロックを聴いて育ってきたよ。
-『Punk Goes Classic Rock』ではKISSの「I Wanna Rock and Roll All Nite」をカヴァーしていましたね?KISSはどなたのセレクトですか?
John:あらかじめカヴァーする曲のリストをもらっていてその中から選んだんだ。それでクラシック・ロックの曲のリストにKISSのこの曲があってじゃあそれにしようって選んだんだ。だけどあんなに大変なことになるとは思ってなかったんだ。簡単にできると思ったんだけど、曲が簡単なだけに同じようなフレーズが繰り返されるもんだから、自分たちなりにこれを思いっきり変えちゃおうと思って開き直ってカヴァーしたんだ。
-原曲はご存じでしたか?
Brian:もちろんアメリカ人だからみんな知ってたよ!だけど聴くのとやるのじゃ全然違うんだよね。本当はLYNYRD SKYNYRDの「Sweet Home Alabama」をやりたかったんだ。だけどその曲はリストに載ってなかったから諦めたんだ。それでこの曲をやったんだけど、インプロヴァイズをかなり入れていかないとかっこいいバージョンにならなかったんだ。KISSはカヴァーしない方がいいバンドなんだね(笑)。
-さてアメリカでは7月19日に、日本では8月リリースを予定しております、新作『Everything's Fine』ですが、今はリリースを待つばかりという状況でしょうか?
ALL:そうだね!!
-完成した作品には満足していますか?
Brian:凄く正直にありのままの自分が出せたアルバムだと思っているよ。あとは前作に比べて曲をたくさん用意できたし、何をやるにもとりあえず試してみようと思うような心の余裕をもって制作に挑めた作品になったと思う。やっぱり人間的にも成長したのかなって思うし、人生経験を積んだ分だけ書きたい題材もたっぷりあったから、曲として聴いた人がより共感して聴いてもらえるような内容に仕上がってるんじゃないかなって思う。凄い自信作だね。
-プロデューサーはどなたが手掛けているのでしょうか?
John:John Fieldsだよ。JIMMY EAT WORLD、SWITCHFOOT、ROONEY、GOO GOO DOLLS、PARACHUTEの新しいアルバムなんかも手掛けているよ。
-Johnをプロデューサーを選んだ理由は?
Stephen:今まで彼が手掛けた作品に凄く興味があったから、実際一緒にやってみてすごくいい経験になったよ。
-作曲、作詞は主にどなたが中心になってやっているのでしょうか?
Stephen:全員で書いてるよ。ただ最初にサビやバースを持ってくるメンバーは当然いるわけで、最初に思いついたメンバーが、アコースティック・ギターとヴォーカルでデモを作るんだ。そのデモを何回か聴き直してどういう形で曲を聴かせようか、たとえばアコースティックでもいいかなとか、もっとロックな感じに仕上げようかなとか、アレンジの部分ではメンバー全員参加して仕上がるといった流れだよ。