INTERVIEW
pocketlife
2011.08.08UPDATE
2011年08月号掲載
Member:MORIKON(Vo) PIGGY(Gt)
Interviewer:KAORU
-今、お話に出た「INTO THE FIRE/LIGHT」は特に好きな曲なんですけど、前半も後半も最高で。特に最後が怒涛のハードコアな展開になるじゃないですか。凄く面白い曲ですね。この曲について解説をお願いします。
M:まず、Aメロが入る時にドラムが消えて、アコースティック・ギターが入るところ辺りはPiggyが思いついて。レコーディングの時に言い出して、今までにない感じだったんでやってて面白かったですね。
P:リフはMORIKONが持ってきたんだよね。
M:そうだね。リフとかAメロの感じは前からあったんだけど。
-軽やかな部分と重い部分のコントラストがぎゅっと凝縮されてる曲ですね。
M:Aメロはふざけてて、確かに軽やかというか。サビは気合入ってて、ギターの音とか凄いんですよね。
P:目まぐるしくて。ちょっとびっくりさせてやろうというテーマだった。そういう気分の時だったから、そうなっていってしまったんだと思いますね。意表をついてやろうという。
M:結構前からある曲で、ライヴでもやってたんですよ。最後の速くなるところは、KENZOが速いドラムがうまいので、前のドラムの時は出来なかったんじゃないかな。あの部分はKENZOとBxAxNxZxAxIが歌ってるんですよ。凄くいい感じで。
-そうなんですか!ライヴの時もお2人が歌うことになるんですか?
M:どうなるんだろう(笑)?
P:ただ叫んでるだけだけどね(笑)。あの部分はKENZOが滅茶苦茶シビアで、いかに速くするかみたいなところで。“おい!あんまり速くなってないじゃないか!”とか言ってたりして(笑)。
M:そうそう、いかに速くするかみたいなところで、みんなあんな部分のことで真面目にやってましたね。
-ギターの面で特化して印象に残ったのは「be myself」でした。同じリフを弾いているのに、歪み方が違う、トーンが変わる、まるで突然60年代から現代に持っていかれるようで。
M:そこはPiggyが楽しんでました。
P:古いテイスト、そこだけはもう、趣味でこだわってやりました。うん、あそこは極端な録り方をしてるんですよね。
-この部分を聴いて、あ、ブルースが好きなんだろうなって思ったんですよ。
P:なるほど。うん、あそこは極端な録り方をしてるんですよね。
M:そうそう、いい感じの音ですよね。ギターがこっちからきて、こっちにいって~みたいな。この曲は結構遊んでます。
-あの感じをライヴで再現するのは難しくないですか?
P:いやー、難しいですね。
M:うん、これはCDでの遊びでいいんじゃないかなと。
-「The Line」で導入されているパーカッションのアイデアはどこから?
P:「The Line」は、プリプロで決まってた部分とそうでない部分があって、パーカッションについてはノリで決めた感じですね。
M:そうですね。本当にその場のノリで。どういう風に叩くかも決まってなかったし、いきなりやってみて。もっと低い音が欲しいってことで、フロアタムをベロンベロンしてみたりして。みんなで一発録りしてたのとは別として、パーカッションとしてボンゴの音を入れてみました。
-こういう遊び心もあるから面白いですね。そして最後の2曲なんですけど、メッセージとしては“自分は自分でありたい”ということが共通していて、前の曲からの流れも凄くいいと思います。
M:これは最後の曲の為に書いていたわけではなくて、元々あった曲なんですけど、Piggyがこれを最後に持ってきたらいい感じなんじゃないかと言ってそうしましたね。
-凄く爽快に終わって清々しかったですね。ポジティブというか。
M:そうですね。曲調も潔いい感じでしたし。繰り返しなんだよね。Aメロ、Bメロ、サビ、Aメロ、Bメロ、サビ、で、終わりっていう(笑)。シメに向いてるかなと。
-曲順を考えるのは苦労しましたか?
M:みんなそれぞれが考えていて、結局マスタリングの時に決まりましたね。結局はPiggy案で。
P:みんなで散々話し合った挙句、誰か一人の意見を反映させた方がいいんじゃないかなということで、ゴリ押しで。
M:ある程度彼の中で曲順が決まってて、それがあってミックスしてる部分もあったから、それだったら俺らが適当な理由で口出しするよりも、一番考えがあったというところでPiggyの案を採用しました。