DISC REVIEW
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ミシガン出身のヴォーカル、MORIKON氏率いる4人組による3年半ぶりのフル・アルバム。サウンド的には、後期レッチリやSUBLIMEを彷彿とさせるファンキーな軽やかさと、ミクスチャー/ラウドロックのような重厚な部分とのコントラストが印象的。何度聴いても新しい発見をさせてくれる、各々のパートのこだわりと遊び心が、曲の深みを増幅させていて、飽きることがない。また、MORIKON氏の歌はウィットに富んでいつつも、聴く者の感情に訴えかけてくる説得力と表現力があり、私は完全に心を持っていかれてしまった。今、これだけの“歌心”を持つロック・ヴォーカリストはどれだけいるのだろう？日本発、正に全方位方の完璧なロック・アルバムが、ここに誕生した。 KAORU
