INTERVIEW
BREATHE CAROLINA
2011.07.08UPDATE
2011年07月号掲載
Member:Kyle Even
Interviewer:ムラオカ Translator : Yuga
-『Hell Is What You Make It』収録の「Blackout」、「Last Night(Vegas)」、「Gone So Long」と新曲を3曲聴かせていただきました。前回の来日時のインタビューを行った際に実験的なものになると聞いてはいたのですが、スクリームやギター・サウンドがない、今までのBREATHE CAROLINAとは異なった新しいサウンドになっていますね。ロックから脱却し本格的なエレクトロ・デュオへと転進を図っているように感じたのですが実際のところいかがでしょうか?
その3曲しか聴いていないというなら、そう言いたくなるのは分かるな。でも、きみは他の大事な3曲を飛ばしたでしょう!ギターやスクリームの入った曲を全部抜かして聴いたんだよ!もちろんそういった要素は今でも残っているよ。でもこのアルバムでは、僕たちの可能性をさらに広げて、できること全てを試したかったんだ!だから、きっとキミの気に入るものをこのアルバムの中に見つけられると思うよ!
-全12曲入りですが前述した3曲以外の曲が、どんな作風であるか詳しく教えてもらえますか?
楽しくてエネルギッシュで踊れる、ハウス・パーティー・ミュージックだよ!
-『Hell Is What You Make It』というアルバム・タイトルですが、どういった理由でこのタイトルにしたんですか?
このタイトルは僕たちが自分たち自身の人生について話していた時に思いついたんだ。正直に言うと、このバンドを始めたその日からいつもそういう風に物事を決めてきたよ。その時はこれが僕たちの人生にぴったりだと思ったんだ。もちろん今でもそうだと思うよ!
-また今作にコンセプトやテーマがありましたら教えてください。
これは僕たちのどの作品にも言えることだけど、ただひとつのコンセプトは、僕たち自身の人生のことなんだ。僕たちがここ3年間どんな風に生きてきたかのストーリー。でもリスナーのみんなには、僕たちの曲の中にみんな自身の人生を見つけて、自分の曲にしてもらいたいと思っているよ。
-今作を作る上で最もこだわっている点を教えてください。また苦労した点も教えてください。
このアルバム制作は結構順調に進んだんだ!バンドのメンバー全員がカリフォルニアに集まって一緒に書いたんだけど、これ以上にないってくらい上手くいったよ!
-今作で最も気に入っている曲とその理由を教えてください。
ひとつを選ぶのはすごく難しいよ。そうだな、最初の6曲を順番に聴いてみてほしい。そうしたら僕の言いたい事が分かると思うよ。全曲まったく違う雰囲気を持っているからね。
-アルバム・ジャケットはカラフルでポップな前作から一点、テクノ作品で使われても可笑しくない無機質なデザインとなっていますね。このデザインはあなたがたのアイデアでしょうか?
僕たちのDJであるLuis Bonetがこのアイデアを出したんだ!キミが今このアートワークについて触れてくれたことが嬉しくてしょうがないよ。僕たちはテクノバンドでもあるし、他のいろんなものでもあると言えるけれど、このアルバムがテクノにルーツがあることを無視はできないからね!
-プロデューサーにIan Kirkpatrickを選択しましたが、彼に決めた理由を教えてください。
彼は僕たちをよく理解してくれたんだよ。彼は僕たちやファン、みんなが何を求めているかを知る為に、たくさんの時間を割いて研究してくれたんだ。彼自身が知らず知らずのうちに、僕たちが今まで会った誰よりもしっかりサポートしてくれていたんだ。彼は僕たちの親友だよ。
-また彼との作業はいかがでしたか?
カンペキさ!
-アルバムをリリースした後、ツアーに出ることになると思いますが、前回のツアーではバンド編成で回っていましたが、今作ではアディショナル・メンバーにキーボードとプログラミングとドラムという編成で回るのでしょうか?
僕たちはメンバーを変えたりしない。今までそうしたこともないし、これからするつもりもないよ。だからキミの質問への答えは…YES!いつもだよ!
-アルバム・リリース後の当面の予定について教えてください。
ツアーをして、パーティして、ツアー、またツアー、パーティ、パーティ、パーティ、ツアー、って感じかな(笑)。
-あなたがたのような2人組で活動することは4人や5人編成のバンドとはまた違った利点や悩みがありそうですが実際のところいかがですか?
僕たちは実際バンドでもあるんだ。ツアーを始めてからずっと同じ5人の仲間で活動しているよ!だからそのお陰で、素晴らしい友情とアイデアという大きな手助けを得ているかな!でも、デュオでいることは、インタビューやサイン会でもっと個人的なことを話したりできるという点でいいとも言えるよ。